□命の運命
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ネクロードを倒してから数日後、北方の守備をテオから引き継いだカシム・ハジルが軍勢を整えている情報が入った。
今の解放軍の兵力では勝てないため竜洞騎士団を仲間にするべくハンフリー同行のもと竜騎士の砦に向かうことになった。



竜洞にたどり着くと竜が目覚めないと言う状態だった。
そのため神医と呼ばれるリュウカンに来てもらい毒を飲まされたことが判明。
ティル達はシークの谷にある月下草を取りに行く。


刻々と、運命は近づいてくる。













シークの谷に着いたティル達は周りの水晶の数に驚きを隠せないでいた。

「すごい…」


サイ…





『もう体調も大丈夫だな』
『なんとか、サイはこれから?』
『作戦を練ったりするためにマッシュと本拠地にいるよ』
『…一緒には来てくれないのか?』
『俺は宿星じゃない、だからあまり…』
『そう…か、悪かった』




サイは来てくれなかった。
できれば来てほしかった。

何か…

嫌な予感がする。




先へ先へと進むと、一輪の花が咲いていた。

―月下草。

見つけたと思い、近寄ると月下草の前に1人の女性が現れる。

『ウィンディ!!!』

体が硬直する。
今のままだと勝てない。
逃げようかと思ったができない。
目の前には月下草。

そして…

ウィンディの後ろに…


テッドがいた。


「テッド!!!」

何も変わらない姿。
あの一緒に過ごしたときのまま、別れたときのままだった。
でも、すぐに標的はウィンディに向けられる。
逃げ出したい。
ウィンディを倒さないと。そうしないとテッドが…

棍棒をウィンディに向ける。
しかし、顔が笑っていた。

「まちなさい、私を倒す前にテッドがあなたに話があるみたいだから聞いておやり」

するとテッドがティルに近づいてくる。



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