夜想曲の破片
ここには普段思い付いた短編集を適当に書いていきたいと思います♪
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02/17(Mon) 01:24
Bitter And Sweet Taste
お湯を注がれた瞬間、ふんわりと漂う芳醇な紅茶の香り。
馴れた手付きで手際良くお茶の準備を整える青年とは裏腹に、うつ向いたまま居心地が悪そうにお茶菓子の準備をする女性の姿。
「な、なぁレックス、や、やはりこれは…」
顔を上げ、意を決したように口を開くアズリアだが当のレックスはそれが聞こえなかったかのようにアズリアの前に淹れたての紅茶を差し出していく。
「はい、準備出来たよ。次はアズリアの番。」
言葉を遮るように置かれる鮮やかな紅の色。
ニコニコとこの上ないほど期待に満ちた表情で催促するレックスの視線を拒む事が出来ず、アズリアはやむ無く手に持ったそれを差し出していく。
「…む、無理だと思ったらすぐ吐き出していいからな。」
先ほど自分で試食したそれの味を思い出し、見るからに嬉しそうな表情のレックスに釘を刺す。
簡単ながら装飾が施されたその袋から取り出されたのは、”香ばし過ぎる”程にこんがりと焼けたチョコクッキー。
「いただきまーす♪」
―パクッ―
―モグモグモグ…―
「ほ、ほら、やはり無理だろう?遠慮はいらないからさっさと吐き出して…」
―ゴクンッ―
―ヒョイ―
「あ…」
―パクッ―
―モグモグモグ…―
不安げに見つめるアズリアを余所に一枚、また一枚と袋からクッキーを取り出して口に運ぶレックス。
途中「アズリアも食べる?」と差し出されたものの、焼き上げた際に口にした味を思い出して反射的に首を横に振ってしまい、それを見たレックスは再び黙々とクッキーを一枚ずつ口に運んでいく。
―パクッ―
―モグモグモグ…―
―ゴクンッ―
残り一枚となった所で一口紅茶をすすり、最後のそれを口にすると、先程よりも少し時間をかけて味わい、小さな音と共にレックスの中へ飲み込まれていく。
「御馳走様アズリア。ん〜堪能した…♪」
「ば、馬鹿者っ、何もあんな…」
不味い物、と言いかけた所にレックスの指が伸び、アズリアの言葉を遮る。
「毎晩遅くまで、レシピとにらめっこしてまでして作ってくれたんだもの。それだけで俺は満足だよ。」
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05/09(Mon) 00:58
Sweet Fruit
「…ナウバの味がする…♪」
開口一番、照れ笑いしながら話す彼とは対象に、私は若干の不満を露にしながら彼の額を小突く。
「…台無しだ。雰囲気と言うものを考えろ。」「あはは、ごめんごめん…」
反省の欠片も感じないその返事に呆れ気味に身体を離そうとした瞬間、再度引き寄せられた私の身体は抵抗を意識する暇もなく彼に唇を奪われた。
ふわりとそよ風が辺りを包み、風が止むと同時に互いの唇が離れる。
「甘いね。キスってとっても。」
優しく、それでいて僅かに意地悪さを含んだ笑顔で問い掛けるレックスに図らずもアズリアの頬は薄紅色を帯びていく。
「…ナウバの味だろう…」
視線をそらし、赤らめた恥じらうように答えた途端額と額が押し当てられ、こちりと軽い音が耳に響く。
「ムードを読む。」「………(今のお前が言える事か…)」
自分の時は気に止めすらしなかったくせにと心の中で呟くアズリアをレックスはジッと責めるような目線で彼女の表情を見つめて。
「求めたのは君の方だろ?珍しく君から誘ってくれて嬉しかったのに。」「わっ、私が聞いたのは普通にナウバを食べるかという意味でだ!誰も口付けなんかさせる気はなかッ…!」
弁解しようと顔を上げた次の瞬間アズリアの視界は宝石のような瞳の蒼色に満たされ、そのまましばらくの間辺りに静寂が流れていく。
微かに響くのは、甘く、くぐもった呻き声。
「…ナウバなんてなかったよ。俺の視界の中にはね。」
一度離れてそう告げた後、戸惑うアズリアを他所に再び唇を近づけていくレックス。
「だから仕方ないよね?アズリアの”食べてる”ナウバが貰えるって解釈しても…」
触れた唇を更に押し当て、咀嚼するように絡めた舌を甘噛みする。
「ンッ…!!ク、フゥッ…ンンッ!?」
不意に自身を抱き締めていた腕に手首を掴まれ、驚きの拍子にアズリアは手に持ったナウバを落としてしまう。
「あっ…」「…プハッ、ば、馬鹿者ッ…!貴様が、がっつくからッ…!」
落ちたその実はコロコロと転がり、噛じられて水気を帯びた場所にみっちりと土が着いてしまう。
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04/11(Mon) 01:00
傷と証拠とおまじない
「ば、馬鹿者っ、そんなじっくりと見るな…」
肌に手を触れ、そっと撫でながら眺めるレックスにアズリアはバツが悪そうに顔を背けてそう呟く。
「ん?どうして?」
「どうしてって…」
聞き返す言葉に一瞬言葉を詰まらせた後、やや歯切れの悪い感じに答えを返す。
「傷だらけだろう?私の身体は…」
「…それがどうかしたの?」
窓から差し込む月明かりに照らされた身体にはそれらしき物は見えないものの、そっと肌に手のひらをなぞらせると確かに普通と異なる、何らかの傷痕らしき物が感じられる。
「…女らしくないからな。私の身体は。」
物心付いた頃には既に軍人を志し、入隊後はただ上級軍人になる事だけを目指して部隊を率い、任務をこなしてきた日々。
男社会である軍属の中、女性である彼女が”部隊長”として認められる為には男同様、もしくはそれ以上にそれらしく振る舞わなければならない事は想像に難くない。
「ままならん物だな。昔は誇りにさえ思って晒せていたのに、今では後悔こそ無いが進んで見せる気にはならん。」
僅かに苦笑を浮かべ、アズリアは隠すように自身の傷痕へ手を伸ばす。
恐らくどこかの戦場で負傷したのだろう、肩口から胸元へ伸びたその痕は大分薄れてはいるものの、見る人によっては一目で剣か何かで斬られた痕だとわかる程はっきりしていて。
「…君は、綺麗だよ。」
不意に呟いて、彼女を抱き締める。
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12/29(Wed) 03:05
Christmas Present
「逃げちゃ駄目だよ。ほら、もっと…」
そらした顔を引き寄せられ、何度目になるかわからない口付けを交わされる。
「それにしても…よくこんなお願い聞いてくれたよね?」
「てっきり一蹴されると思ってたのに」と続けられた言葉に「うっ」と言葉を詰まらせながら視線を泳がせるアズリア。
『クリスマスくらい甘やかせてあげなさいな。アタシらより長い付き合いなんだから、普段センセが遠慮してるのくらいわかるでしょ?』
泳いだ視線に昼間指摘された光景が映るものの、それを言葉にする前に再び目の前に鮮やかな赤色の髪が映り込んでいく。
「…もしかして誰かに何か吹き込まれた?」
「うぐっ」と詰まるような声を挙げると不意にレックスの身体が離れる。
…どうやら抱き締めようとした時に声を出したから力を込めすぎたのかと思ったようだ。
「あ、いや、今のは違うぞ…その、誰かに吹き込まれたかと聞かれればまぁ…」
吹き込まれていない、と言えば嘘になる。しかし…
「…それだけではないさ。」
そう言って此方から離れた身体に身を預ける。
「アズリア?」
不意に寄せられた身体に戸惑いの声が漏れる。
「…アズリアも甘えたくなった?」
「ば、馬鹿ッ、殴るぞ貴様ッ…!?」
数え直して、三度目のキス。唇を重ねたまま、優しく身体が抱き締められていく。
「…メリークリスマス。」
唇が離れ、不意に言葉が紡がれる。
「あぁ…メリークリスマス。」
若干の気恥ずかしさに頬を染めつつ、同じように答える。
「んー、それじゃあ今度はアズリアにプレゼントを…痛っ。」
コツン、と小気味良い音が響き、次いで聞こえる楽しそうに苦笑する二人の声。
(…私にプレゼントは不要だな。)
愛しい温もりに抱かれ、瞳を閉じて想いを巡らす。
(だってもう…)
十分過ぎる程満ち足りているのだから…
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10/30(Sat) 23:41
敗者の掟
……………………………
「…………」
「プッ…ククッ…!」
「ッッ……!!」
「良クオ似合イデスヨ隊長殿♪」
「き、貴様ぁ…!」
ぴょんと背中側に伸びる細長い黒色の尻尾
ブーツの代わりに履かされたモコモコとした肉球付き靴下(?)と、それと全くお揃いの手袋。
首には鈴が付いた漆黒のチョーカーに、頭には明らかにそれとわかるぴょこんと立ち上がった猫の付け耳。
挙げ句最近伸ばし始めた黒髪は綺麗に纏められ、左右で揺れる見事なツインテールへといじられて。
「手を出しちゃ駄目だよアズリア。だって君は勝負に負けちゃったんだから。」
「ク、ウゥッ…!!」
「ほらほら、わかったらこの手も離して。どう頑張ったって今日一日はその格好って約束なんだからさ♪」
胸ぐらを掴んだまま手をあげる事も出来ず、ただプルプルと身体を震わせるアズリアと、ニコニコとこの上無い程に極上の笑顔を向け続けるレックス。
「それともやっぱり最初の約束通り今年のハロウィンに参加する方にする?」
「ッッ!?」
「イスラも喜ぶと思うんだけどなぁ。もちろんイスラだけじゃなく皆もだけど、ね♪」
「ウ、クゥ…ッ!!」
にっこりと笑顔で問い掛けるレックスに最早反論すらも許されない事を悟り、せめてもの抵抗とばかりに震えながら無言でレックスを睨み付けるアズリア。
(フフッ、かわいいなぁアズリア♪涙目になってるし許してあげたい所ではあるけど…)
ギュッと、不意にアズリアの身体を抱き締める。
「折角の数少ない機会だもの。遠慮無く独り占めさせてもらうからね♪」
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08/01(Sun) 22:53
His property right
「あ、あのアズリア…「いいかお前たち、この際だからはっきり言っておく事がある。」
傍らに腰を下ろし、据わった目付きで俺の言葉を遮るようにドスの聞いた言葉を発する彼女。
「確かにこいつはお人好しだ。だが私はこいつほどお人好しでも寛容でも放任主義でもない。」
言葉を区切り、グイとグラスの中身を飲み干す。そのあまりに見事な勢いについグラスを取り上げるタイミングを逃してしまう。
「いいかお前たち、何度でもはっきり言ってやる。コイツは私の…」
…………………………
「所有物だ♪」
「い、いい加減忘れろ貴様ぁっ!!」
―End―
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02/15(Mon) 01:37
Secret Valentine
「レックス。」「ん?」
―チョイチョイ―
「どうしたのアズリア?」「いいからこっちに来い。」「……?」
……………………
「…もっと奥に行け。」「わわっ…どうしたのアズリア?こんな部屋の奥まで来て。」「…誰もいないな…」「…???」
―スッ…―
「ほら、見られる前に早くしまえ。」「これ…もしかしてチョコレート?」「ば、馬鹿者!早くしまえと言ってッ…!?」
―トタトタトタ…―
「あれ?お姉ちゃん何やってるの?」「イスラか。少し片付けをしていただけだ。」「ふーん…あ、そうだお姉ちゃん、さっきはチョコありがとう♪」「どういたしまして。ちゃんと皆と食べてきたか?」「うん!皆お姉ちゃんのチョコ美味しいって褒めてたよ♪」
「そうか、喜んで貰えたなら私も作った甲斐があったというものだ。」
………………………
「…そんなに美味しいんだ。フフッ、楽しみだなぁ…♪」「早くしまえと言っているだろう!もし誰かに見られたら直ぐ様取り上げるぞ!」「そうは言っても部屋でこっそり食べるのもなんだし…そうだ、ねぇアズリア。」「何だ?」「一緒に食べない?」
……………………
「なっ!?」「おやつにするにもちょうどいい時間だしさ、一緒に食べよ♪」「急に何を言い出すんだ!それはお前にあげた物で…!」「だからこそ俺は堂々と食べたいの。見せびらかしはしないけど部屋でコソコソ食べるのはせっかくのチョコが勿体ないじゃない。」「そ、それはっ…」「ね?だから一緒に食べよう♪」
……………………
「…うん、凄く美味しいよ♪」「そ、そうか?喜んでもらえたなら何よりだ。」「フフッ…ねぇアズリア。」「何だ?」「はい、アーン♪」「なっ……!!!!!」
辺りに響く小気味良い音と賑やかささえ感じる男女の声。
一足早い島の春風に平和の音は静かに広がって行くのだった。
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12/29(Tue) 13:17
Christmas present
「か、勘違いするなよレックス。イスラのを作った時に毛糸が余っただけで別に深い意味はなくてだな…」
顔をそらし、早口にそう言いながらそれを手渡してくる彼女。
ところどころ網目がずれてたりしてるものの、丁寧に編み込まれたそれに手を入れるとまるでサイズを測っていたかのようにピッタリとはまり、ほんわかと毛糸特有の温もりが優しく両手を包み込んでいく。
「…俺が寝てる時にサイズ測ったの?」「た、たまたまだと言っているだろう!どうして貴様はそう都合のいい解釈ばかりしてッ…!?」
不意にアズリアの両頬が温もりに包まれていく。
「暖かいでしょ?アズリアが一生懸命に作ってくれたから。」
そう言ってレックスが優しく目元を撫でてあげた途端、みるみるうちに耳の先まで真っ赤に染まっていくアズリアの素顔。
「ち、違っ…!だからっ、たまたまでッ…!」「はいはい、そこまで言うならそう言うことにしておこうか♪」「〜〜〜ッッッ!!!」
まるで子供にでも話しかけるようなレックスの笑顔にますます表情を紅潮させるアズリア。
「…もうお前には作ってやらないからな。」「うんうん、今度の時も楽しみにしてるね♪」
うっすらと降る白雪に火照る表情を冷まさせながら
「アズリア。」「ん?なん…ッ!?」「………♪」「…何が”メリークリスマス”だ馬鹿者ッ…」
積もった雪に軽い足音を響かせながら
「アズリア♪」「…もうその手には乗らない…ん?」
―ギュッ―
「暖かい?」「…当然だ。私が編んだのだからな。」
手のひらの温もりに浸っていく二人であった。
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12/01(Tue) 00:26
Where is cake?
「な、ない!?そ、そんな馬鹿な!?」
動揺したままゴソゴソと室内を探し回るアズリアだがその想いも虚しく、目的の物は影も形も見当たらない。
「そっかぁ…アズリアは
"今年も"お菓子の用意を忘れちゃったんだ…」
ニコニコとこの上なく嬉しそうにそう言うとレックスは室内を駆け回るアズリアを捕まえ、ふわりと優しく腕の中に閉じ込めてしまう。
「ま、待て違うんだレックス!?き、昨日までは確かにここにあったんだ!!」「知ってるよ。俺も一緒に子供達のお菓子準備してたしね。」「な、ならさっさとこの手を離せ!今回は去年のような屁理屈は無しだ!」
ジタバタと必死の抵抗を試みるアズリアだがレックスに彼女を解放する気はさらさらなく、アズリアの身体は抵抗虚しくソファーの上に組み敷かれてしまう。
「そう言われても約束は約束だしなぁ。不本意だけどこういう事はきちんと守らないとねアズリア♪」「やっ!?ちょ、待てレックムゥッ…!!」
言葉を遮るように唇を塞ぐレックス。強引に両手を押さえ込みながらも、甘えるように何度もアズリアの唇を啄んでいく。
「ンッ…!!ッハ、ヤァッ…!!」
押さえ込まれた身体に逃げる術はなく、やがて舌先で優しく唇をこじ開けられ、アズリアは為すがままに甘いキスに浸されて…
「…ん?」
確かに感じる甘いキス。感覚を比喩した表現などではなく、物理的に感じる確かな甘味。
「…気付かれちゃった?」
不意に離れたレックスがにこやかに微笑みながらそう漏らす。
「な…き、貴様まさか…!?」
わなわなと身体を震わせて睨むアズリアにレックスはンベッと笑顔のまま舌を出してみせる。
薄く黄色がかった、かぼちゃ色に染まった舌。
「美味しかったよ。お菓子もアズリアも、ね♪」
クスリと声を漏らして微笑む極上の笑顔。
「それじゃ改めて…トリック・オア・トリート♪」
「ふ、ふざけるなこの馬鹿教師ッッ!!!!!!!!!!!」
日差しがゆっくりと空を下り始める頃、怒声と鈍い打撃音を秋空に響かせながら
島ではまた一つ行事が過ぎ去って行くのだった。
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10/19(Mon) 00:49
亭主関白
狙撃猫
「何度もは言わないよ?無理矢理は嫌いだからね。」
そう言ってベッドに腰掛け、大きく伸びをした後に意地悪く微笑むレックス。
何時ものように殴り付けてやりたいものの、咄嗟に拳を出す事が出来なかった時点で既に勝敗は確定している。
「…来ないの?遠慮しなくていいんだよ?」「ぐっ…!!」「おいでアズリア。」
決して島の住人には見せない、底意地の悪い笑顔。ニコニコと笑顔を振り撒きながらも、やっている事は脅迫となんら変わりはない。
そして時が経つ事約数分。
「………」「……♪」
―なでなで―
「ッ……!!」(クスッ…♪)
―なでなでなでなで―
「ッッ…!!!」「フフッ…♪」
―なでなでなでなで…―
「ねぇアズリア、耳まで真っ赤だけどどうしたの?」「ううう煩いぞこの馬鹿教師ッ!!!!」
島の平和な一日は、
今日もこうして過ぎていく。
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