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□暖房争奪戦
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暖房争奪戦



「さ…寒っ」

「唐突ですね。」

「さすがに寒すぎるわよぅ。暖房ついてるんでしょお?」

「それは、10月でもそのような格好をしているからです。貴女くらいですよ。」
「相変わらず冷静なのね…」

「絵羽さんは相変わらず騒がしいですね。」

「遠回しに〔うるさい〕って言われてる気がするんだけどぉ…姉さんは寒くないのぉ?」

「えぇ、むしろ暑いくらいです。」

「なっ!熱でもあるんじゃない…の…」

「何か?」

「……………暑いのは当たり前よぅ…」

「何故です?」

「そんな所にいたら温風来ないんだけどぉ…」

「あぁ、どおりで暑いわけですね。」

「なにさらっと言ってんのよぅ!謝るくらいしたらどうなのよ!このドジッ娘」
            「っ!言わせてもらいますけど、寒いのにそんな格好なさっている方がおかしいのではっ!?温かくなりたいのなら南へ行けばいいじゃないですか!!」

「私が腕を出していて誰かに迷惑でもかけたって言いたいのぉ!?あんたなんか夏にそんな格好していたら見ている方が暑くなるわよぅ!このドジッ娘!いえドジ熟女!!」

「失礼なっ!そんなに粗相が多いわけではありません!それから、私は貴女よりも年齢は下ですっ、私が熟女なら貴女も熟女です!傲慢熟女!!」

「なによ、萌え系ドジ熟女!」

「『もっ萌え系?』妄想が激しい傲慢熟女!」

「『なんで知ってんの!?』エロ乳熟女!!」

「はっはは破廉恥ですっ破廉恥ですっ!破廉恥熟女!」

「破廉恥なのはアンタの体よぅ!!胸にもコルセットしたらぁ?無防備熟女ぉっ!!!」

「っ!私の体は関係ありませんっ!!!破廉恥以上です変態熟女ぉっ!!!」



「ねぇ、霧江さん」

「何ですか?」

「姉さん達暖房の取り合いしていたんでしょ?」

「そうなんですか?」

「えぇ、なのにいろいろと言っちゃいけないような事を言っている気がするわ…」

「楼座さん、そこはスルーです。」

「……………霧江さん、温かいわね」
            「あの二人も取り合うくらいなら、くっついていればいいんですよ」

「それは……」

「「無理ね」」



☆おまけ☆

「なっ夏妃?どうしたのかね、そんなに息をきらして」

「絵羽、すごい汗やないか」

「「えっ?」」

→あとがき☆
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