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□プレイ志望〜プロローグ〜
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「やっ……ぁぁ…」
「…………………」
「は…ぁ」
「…………………」
「もっ…らめ……」
「…………………」
「あぁっああああ!!」
「…………………」
「…………………すぅ…すぅ」
「………足りないわ」
プレイ志望〜プロローグ〜
「で、物足りないと?」
「そうなのよぅ」
客間にて、絵羽は霧江に相談をしていた。
「なぜ私に?」
「だって、霧江さん楼座とd」
「どぅえきとぇるわよ☆」
「っ!!…ろっ楼座……いきなり出てこないでよぅ!!」
予告もなしに飛び出して来た楼座は、いそいそと霧江の隣に腰を下ろした。
「なんなんですか、その妙な巻き舌風なしゃべり方は…」
「面白いでしょ〜紗音ちゃんとか言いそ」
「で、霧江さんはどう思う?」
「ちょっと!無視!?酷いじゃない!ねぇ、霧江さん?」
「相手は夏妃姉さんですからね〜……やたらなことすると後が怖そう」
「霧江さんまで……酷いわ酷いわっ!!」
楼座は一人ヒステリックに叫びながらその場を走って出ていった。
「まるで台風ね…」
「具体的に絵羽姉さんは“なに”がしたいんですか?」
「そんなの決まってるじゃない!“刺激”と“興奮”が高まることよっ!!」
熱く語りだした絵羽の声に耳を貸さず考え込む霧江。
「“プレイ”なんてどうです?」
「…………は?」
「“プレイ”ですよ“プレイ”」
「なっなによ…“プレイ”って…」
「相手に自分がして欲しいことをしてもらうんですよ」
数分間絵羽の思考が停止したが、直ぐに動き出しニヤリと笑う。
「いいわねぇ〜プレイ」
「絵羽姉さんにいくつか教えておきましょう」
「えぇ、お願いするわぁ……あぁ楽しみねぇ、夏妃姉さぁん」
☆ちゅぢゅくっ☆