‐RoyEd本部‐

□強制搬送
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ガヤガヤ・・・・

人が少ない割に騒がしいここは
イーストシティのちょっと司令部から外れた小さな商店街。
今は午前中だからか閉まっている店も多く人通りも少ない。そんなところに見覚えのある二人の姿があった―――


「アルぅ〜本当にこんな所に良い店があったのかよ」
「うんっ!!確かにあったよ。・・・でも今は閉まってるカモ・・・」
「おい〜〜〜orz」  「ゴメンゴメン」

並んで歩くこの二人の少年はエルリック兄弟。一人は金髪金眼の赤コート、
もう一人はかなり高身長だと予想される鎧姿の少年。赤コートの方はエドワードエルリック、鎧の方はアルフォンスだ。

そんなアンバランスな二人が街中を歩いている最中、


『ガッシャーン!!』

「!?」

突然、すぐそばで物が倒れる音がした。
二人がそこに駆けつけると商品が崩れていた

「あ〜〜;;」  「あちゃーこりゃまたハデに・・・」   「??」

そこには、ブツブツ小言をいう割にテキパキと手際よく倒れた物を元に戻していくエドワードの姿があった。

「あら!!アリガトウ!!こんなに小さいのに(歳が)良い子だわ〜❤」

その瞬間、エドワードの眉間にヒビが入る

「あなた、この子の・・・お兄さんかしら?」

そう尋ねられてとまどうアルフォンス

「いえ、ボクは・・・弟でして・・・;」

「え!?こんなに小さいのに(身長&年齢)お兄さん!?」

・・・このやり取りは二人の旅の中でよくあるやりとりの一つだ  (笑

「誰が・・・誰がウルトラハイパードチビだぁ〜って―――――!?!?(激怒)」

「に・・・兄さんっ!!誰もそこまでいってな・・・」

“小さい”と言われて怒り、それをアルフォンスが宥める、
これは二人が旅する事において、恒例行事である。
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