novel U

□小さな夢
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誰しも幼い頃は夢がある。





大きくなったら何になりたい?





僕が生まれる前から、ずっと昔から繰り返されているだろう



ありふれた質問。






仮にそれが子供のとの会話を繋ぎとめる何気ない言葉だったとしても






幼い彼らは満面の笑みを浮かべて



希望に満ち溢れた声で






思わずクスリと笑ってしまう程の大きな夢を語る。







僕にもそんな時があったんだろう。






今はもう忘れてしまったけれど。






大人と呼ばれるようになるまでに、


現実を知ってゆきながら







僕らは幼い頃の夢を無理矢理書き変えてゆくんだ。







夢に希望を持つ事にさえ怯える僕の将来はどんなだろう?




今更なりたいものなんてない。





だったら何を夢に生きるんだろう。






一人立ち尽くした先は見えない。








もし…あなたが隣にいてくれるのなら






違う景色が見えてくるのでしょうか?






【小さな夢】
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