03/10の日記
00:26
『忌物語』―1―
化物語×復活or庭球
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『こ、ここ…なの?』
とある学校の校門前、一人の少女がかたかたと震えながら立ち尽くしていた。
少女は震える手を叱咤して周りの生徒とは違う制服の胸元をぎゅっと握る。
この少女……御霊つくよがこの場にいるのは、数日前の一本の電話によるものである
※※※※※※※※※※※※
「【それでね阿良々木君、彼女に協力してほしいんだ】」
「忍野…全く話が見えない。電話にでたとたん、【それでね】なんて言われてもわかるわけないだろ!僕はエスパーか!?」
「【あはは、ごめんごめん。つい気が急いて話がぶっ飛んじゃった】」
「はぁ、いなくなって突然電話してきたと思ったら…何がしたいんだお前は」
「【だからごめんって、阿良々木君。実はね、今いる所で厄介なモノを見つけちゃったんだ】」
「厄介なモノ?怪異か?」
「【んー…それもあるけど、それを解決するために御霊つくよちゃんの協力が必要なんだ。阿良々木君から頼んでくれない?彼女の連絡先知らなくてさ】」
「僕はパシリかっ!!」
※※※※※※※※※
そんなやり取りがあったことをつくよは知らないが、とある事で世話になった阿良々木と忍野の頼みを快く引き受けた。
・・
その結果がコレだ
『(何、この学校!?尋常じゃないくらい《いる》っ)』
そう、御霊つくよは《見える》のだ。普通の人間には見えないものが。
横を通りすぎる学生にとってはただの学校も、つくよには淀んだ空気が漂い、存在するはずの無いモノが蔓延る恐ろしい建物に見える。
『(怖い、怖いよぉ…で、でも忍野さんの頼み。やり遂げなきゃ。あらりゃぎ先輩だって見ず知らずの私を助けてくれた、私にだって……!)』
つくよが《見える》から《憑かれ》、さらに《呼び寄せて》しまったのは記憶に新しい出来事で、その一件で阿良々木と忍野と知り合った。
恩人と言える二人を支えに、つくよは己を奮い立たせる。
『(大、丈夫…大丈夫、大丈夫、大丈夫。忍野さんがくれたお守りがあるから大丈夫。あらりゃぎ先輩が作ってくれたお守りがあるから大丈夫っ)』
つくよは制服にかくれている赤と透明のビー玉サイズの石をさらに強く握りしる。
一度大きな深呼吸をして、地面を向いていた顔をあげて、少女はドス黒く渦巻いたモノを纏っている学校に
足を一歩踏み入れた―――
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00:20
『忌物語』―2―
化物語×復活or庭球
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ミタマ ツクヨ
御霊 つくよ(15)
・私立直江津高校一年
・帰宅部
霊感が強く《見える》子。
祓うことはできない。
《見える》モノ関係で阿良々木と忍野に出会い、二人によって憑かれる事はなくなった。そのため二人に大きな感謝と絶対の信頼を抱いている。
阿良々木をどうしても正しく発音できなくて『あらりゃぎ』と言ってしまう。(これでも良くなった)阿良々木も注意しない。だって直らないから。
ビビリの泣き虫で、人見知りが激しい。なれれば普通に話せる。
忍野の頼み↓
怪異を見つけたけど怪異以外のものが多すぎて特定できない。しかも怪異が色濃く発生するのは高校、忍野が忍び込んだら不審者として捕まる…。
だから協力して?
んで、異常に良くないモノがいるのは学校でいじめが行われているから。王道嫌われの。
つくよもそれに巻き込まれるor関わるかしていじめられる。
復活だったら阿良々木たちが怪異の力をフル活用して解決。庭球ならひたぎさんの毒舌トークで終わってもいいなぁ…。
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