Short Dream
□悪戯したいんだから仕方がない
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「な、なんや…
これは…」
鏡を見ながら言う真子。
『あ、アハ…』
「アハ、とちゃうわ!
何しとんねん!」
『いや、急に…
気が向いて?』
「気が向いたらこんなことするんかい!」
『いや〜何でだろうなぁ〜』
少し間を開けて真子は続けた。
「…フッ、そうかいそんなに俺を怒らしたいんか」
『うん』
「あぁ!?」
サラリと言う彼女に驚きを隠せない。
「なに言うとんねん!」
『いや、だから、その…』
「何やねん」
『だって…』
「だから何やねん」
『だって悪戯したら私に構ってくれるでしょ?』
うわ…
なんちゅう可愛ええ事言いよんねん///
『好きだよ、真子』
「アホ
俺は大好きや」
「やけどなぁ、寝てる間に髭なんか書かんといてや…」
俺泣きそうやわぁ…
『大丈夫大丈夫!
それ水性だから!』
「そういう問題ちゃうねん!!」
寝ている間に髭を書かれちゃった真子くんでした。
チャンチャン♪
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