皇帝ペンギン1号!

□僕の恋事情
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今日は真夏の真っ盛り。
気温は36度で、誰であって倒れてしまうほどであった。



帝国学園は今日が終業式で、部活が再登校のサッカー部は一旦家に引き返すことになった。


「別に弁当持ってけば良いんじゃね?
 なぁ、どう思うよ佐久間?」



デコッパチの少年が話しかけた。
しかし、佐久間と呼ばれた少年は返事をしなかった。


「おい、どうした佐久間?」

「・・あ、あぁ・・ちょっと腹痛くて・・。」

「大丈夫か?」

「ああ、・・多分・・。」



そう返事をしたその瞬間、佐久間が膝をついた。
そして、頭を抑え綺麗なその顔が歪んだ。


「おいっ!佐久間?
 大丈夫か!?」

「(視界がぼやける・・やば・・い。)」


そこで佐久間の意識は途絶えた。
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