良ら中心

□ありえないだろ!
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あいつは俺のライバルでかなり憎んでいて、そのはずなのに…。



「りょーがっ!良牙ってば!!」


………はっ


「すっすまん!なんだ乱馬!?」


「おめーは何ぼーっとしてやがんだ!急に雨降ってきたからお前のテントで少し休ませてくれって言ってんの!」


「あ…あぁ。やかんでお湯沸かしてやるよ。」


「へへっありがとなー!」


そういって雨に濡れて女になった乱馬は俺に無邪気に笑いかけた。

これまでにこいつの笑顔に何度かドキッとした事はあるが、こいつは男で俺が憎んでる乱馬だと思うとそのときめきは消えていた。


しかし、最近は乱馬を憎いと思う気持ちが薄れ、少しづつ仲良くなってると思える。乱馬が俺に対して優しいと感じるからなのだろうか。


「う〜〜っさび〜〜っ!」


乱馬はテントに入った後も何度かくしゃみをした。
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