良右中心

□似たもの同士?
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道に迷って、いつの間にか見慣れた店の前に来ていた。そこで長い髪でリボンの似合う、右京に中へと招かれた。

今日は客が一人も来ず、暇をしていたらしい。俺たちは互いに自分の恋愛について話していた。





「なんや、良牙も叶わない事分かってるんやないの。ほんまに、あかねちゃんへの想いは望み薄いで〜。」


良牙「も」。


…なんだ、右京も分かってるのか。
乱馬とあかねさん、二人の間には割り込めないこと。

まぁ、右京には言えないが俺はあかねさんとではなく、乱馬と関係を持っている。表面上は今までと変わりないようにやっているんだ。右京はまだ俺があかねさんを諦めていないと思ってるのは当たり前だ。


しかし、男の俺にも勝てないと分かったら落ち込むだろうし、黙っておこう。


「……良牙?落ち込ませてもうたらごめんな…。」


「あっいやっ考え事してただけだ。」


右京は俺を覗き込むように見た後、お好み焼きを作ってくれた。
いつも笑っているように思うが、俺とはよく言い合いになるし喧嘩も多い。
それでも一緒にいると落ち着く、と思える。


あぁ、乱馬といるのと似た感覚なのか…?
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