Sakura addiction
□2.イジメ
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学校から帰ると、悠理の母‘瑞穂(ミズホ)’がおろおろしていた。
「あ、悠理ちゃんお帰り。学校、どうだった?」
瑞穂が恐る恐る聞いてくる。
「大丈夫だよママ。今日ね、友達が五人もできたんだ。みんなとてもいい人達だよ」
一人、友達と言っていいのかは不明だが。
「そう、よかったわ」
瑞穂がホッと胸を撫で下ろす。
「あなたが隣町の並盛中に転校したいって言った時はどうなるかと思ったけど、大丈夫そうね。安心したわ」
「部屋、行くね」
そう言って、悠理は二階に上がった。
ドアを閉めた途端、悠理は鞄を放り投げてベッドに倒れ込んだ。
そして、リボーンと出会った時の事を思い出す。