テイルズオブザワールド〜黄昏の伝説〜

□戦いの火蓋
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「お兄ちゃん・・・」
「分かってる、彩花・・・」
不知火兄妹も気づいていた。
ルークの雰囲気がさっきまでと全く違うことに。
「正義の意思、雷撃の剣となり科あるものに降り落ちる・・・」
「虎牙破斬!魔神剣・双牙!空破絶風撃!」
「サンダーブレード!」
「双牙斬!魔王絶炎煌!連撃、受けな!斬魔、飛影斬!調子に乗るなー!」
ルークから力が衝撃波となって拡散した。
オーバーリミッツ状態だ。
「まずい!彩花、フォースフィールドだ!」
「分かった!絢爛たる光よ、かんかを和らぐ壁と・・・」
「遅いな!やってやるぜ!」
ルークの剣が突然輝きだした。
「うぉぉぉおおおおっ!レイディアント・ハウル!」
ルークから超振動が発生し、不知火兄妹は吹っ飛ばされた。
「くっ・・・さすがにまずいな・・・」
「いっくよー!」
「さ、彩花!?」
彩花もオーバーリミッツ状態になった。
「具現せよ精霊の結晶!灼熱と、業火の意思よ!彼の者を焼き尽くせ!」
「何?まさか秘奥義が・・・」
「フランブレイブ!」
彩花の術が辺りを火の海に変えた。
「まず…た、か…」
「ガイ!何でこんなことに…」
「これどうしよう・・・」
そう思った矢先、火は全て消え去った。
「ルーク、まだやるのか?」
「・・・・・・」
「ルーク、剣を引け」
さっきまで倒れていたがいつの間にか起きていた。
「ガイ、大丈夫なのか?」
「ああ、少しやりすぎたようだな」
「それじゃあ!」
「ああ、チャットに会わせよう」
「ガイ、その必要は無いみたいだぜ」
「ルーク、何でだ?」
「ご本人の登場さ」
ガイが目をやると丁度チャットが船から降りるところだった。
「貴方たち、一体ここで何をしてたのですか?」
「い、いやアドリビトムに入りたいって人がいてちょっと腕前を見てたんだ」
「そうですか・・・では貴方たちがアドリビトムに入りたいのですね」
「はい、そうです」
「いいでしょう。ガイを倒すほどの実力なら十分仕事できるでしょう」
「お兄ちゃんやったね!」
「ああ・・・」
「(これで彩花も喜ぶだろうな・・・もうすぐカノンノと会えるのだからな)」
「では案内しますから付いてきてください」
「は、はい!」
「ルークさんはその辺りを片付けてください」
「わかってるって」

ついにアドリビトムに入った不知火兄妹の2人。
これから様々な事件が起きることも知らずに・・・

To be continued・・・
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