テイルズオブザワールド〜黄昏の伝説〜

□黄昏
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「「「「え?」」」」
不知火兄妹とユーリ、エステルが同時に声を上げた。
「陰陽師というのは結界とかそう言うのを使う人のことなのです」
氷樹がさらりと説明した。
「まさか・・・さっきの結界みたいなのは・・・」
「はい、俺が作りました」
今度は雪樹がさらりと言う。
「お前ら・・・そうやってさらりと言うのはやめろよな・・・」
そんな呆れ顔の裕輔に対して彩花は、
「そんなことより仕事しようよっ♪」
仕事したくて仕方がない感じの表情だった。
「まあ・・・身内と言うことですしここは裕輔さんに同行をお願いしますよ」
丁度いい、と言わんばかりにチャットが“依頼”として裕輔に頼んだ。
「依頼はモスコビー砂漠のA・アンテナの点検、および雪樹さんたちの戦闘能力の調査です」
依頼の説明はもう慣れたものだ。
「アンテナは確か太陽の門にあるんだよな」
「はい、若干遠いですが苦ではないでしょう」
「分かった、じゃあすぐに出発するよ」
そう言って依頼承諾のために依頼が書いてある紙にサインしようとすると・・・
「チャ、チャット!大変だよ!」
壁に激突しかねない勢いで入ってきたコレットがそう告げた。
「どうしたのですか!?コレットさん」
「空が・・・空がおかしいのっ!」
そこまで聞いてチャットは“3ヶ月前”の事を思い出した。
グラニデの住人なら誰もが知ってるあの事件。
アドリビトムが有名になったきっかけを作った出来事。
忘れもしない・・・“ロア”との出会いが生み出した運命・・・
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