※お粗末な性描写あり
鼻をくすぐるにおいに堪らなく、顔を埋ませスンスンと鼻をならしてにおいを堪能すれば、うっとりと緩む目元。吸って、吐いて、吸って、吐いて。それを何度か繰り返して顔をあげ、自分を凝視している人物を見る。
「何」
「…何してんの?」
「お前のにおいかんでんの」
へー、と間の抜けた反応も気にせずに、またにおいを堪能する。
女みたいなにおいのする髪。
甘くさいにおいのする首筋。
汗のにおいがする脇。
蒸れたにおいがする足。
独特な青臭いにおいの股間。
軽く勃ちあがっているそこは、いつになくにおいがたつ。
「俺のにおいが好きなあべさんの為に特別さーびすー」
あべさんの舌できれいにしてね、そう言うあいつのムカつく顔は無視して、それを口に含めば、苦い味。でも、
口にの中に充満するあいつのにおいは、たまらない。
M:あっひゃっひゃ。
2011/02/23