Novel-黒執事
□勉強
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「……ちゃん、坊っちゃん。お目覚めのお時間ですよ。」
『んー、わかった………。』
身支度や朝食を済ませ、仕事をする。仕事の合間に勉強をする。
これがシエルの日常。
シエルは仕事中の集中力は凄まじいのだが、勉強となると何かにつけて、逃れようとする。
毎日のことで、セバスチャンも困ってますね。
そういう時はお仕置きをするのだが、セバスチャンのお仕置きは、お仕置きは………………
ウ"ウ"ウ"……………
静かなお部屋の中から、何やら聞こえてきますね。
この音の発信場所は……
シエルから…?
もうお分かりですね?
シエルはローターを入れたまま、勉強をしているのです。
今日はヴァイオリンの勉強ですか。いつもこられるマダムがお休みの為、セバスチャンが教えてるみたいです。
あぁ、シエルが間違えてしまったようです。
部屋からなんとも言えない音がっ………
ウ"--ウ"ウ"----!!!
『うぁぁっ………ひぁんっ…』
「坊っちゃん、しっかり演奏しないと、前にもつけますよ。」
シエルはもぉ、膝がガクガクしてますね。
頑張って演奏していますが、これでは、また間違えそうですね……言ってるそばから、間違えました。
セバスチャンもドSですねぇ。
虐めたいが為に、間違えるような選曲をしていて。
それに、シエルもドMです。お仕置きがあると知っていながら、毎日懲りずに逃げるんですから。
ここからは、セバスチャンとシエルの世界をお楽しみ下さい。
『せ………セバ…スチャ………ン、も……イキたい……』
「坊っちゃん、我慢が足りませんよ。ビクビクと痙攣して、失神するくらいイカないと………」
カチッ…
ウ"ウ"ウ"ウ"ウ"ウ"--
『ひぐぁ…………うぁ、あぁ………あっ、あぁぁっ!!』
「もうイッてしまったんですか?堪え性のない方ですね。まだまだこんなもんじゃ終わらないですよ。いい子にしてて下さいね。」
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