Novel-黒執事

□勉強
1ページ/3ページ



「……ちゃん、坊っちゃん。お目覚めのお時間ですよ。」

『んー、わかった………。』


身支度や朝食を済ませ、仕事をする。仕事の合間に勉強をする。
これがシエルの日常。

シエルは仕事中の集中力は凄まじいのだが、勉強となると何かにつけて、逃れようとする。

毎日のことで、セバスチャンも困ってますね。
そういう時はお仕置きをするのだが、セバスチャンのお仕置きは、お仕置きは………………


ウ"ウ"ウ"……………


静かなお部屋の中から、何やら聞こえてきますね。
この音の発信場所は……
シエルから…?
もうお分かりですね?
シエルはローターを入れたまま、勉強をしているのです。

今日はヴァイオリンの勉強ですか。いつもこられるマダムがお休みの為、セバスチャンが教えてるみたいです。

あぁ、シエルが間違えてしまったようです。
部屋からなんとも言えない音がっ………


ウ"--ウ"ウ"----!!!


『うぁぁっ………ひぁんっ…』

「坊っちゃん、しっかり演奏しないと、前にもつけますよ。」


シエルはもぉ、膝がガクガクしてますね。
頑張って演奏していますが、これでは、また間違えそうですね……言ってるそばから、間違えました。
セバスチャンもドSですねぇ。
虐めたいが為に、間違えるような選曲をしていて。
それに、シエルもドMです。お仕置きがあると知っていながら、毎日懲りずに逃げるんですから。
ここからは、セバスチャンとシエルの世界をお楽しみ下さい。


『せ………セバ…スチャ………ン、も……イキたい……』

「坊っちゃん、我慢が足りませんよ。ビクビクと痙攣して、失神するくらいイカないと………」


カチッ…

ウ"ウ"ウ"ウ"ウ"ウ"--


『ひぐぁ…………うぁ、あぁ………あっ、あぁぁっ!!』

「もうイッてしまったんですか?堪え性のない方ですね。まだまだこんなもんじゃ終わらないですよ。いい子にしてて下さいね。」




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ