暴神が辿る道

□第肆箱〜仕合、創帝襲来〜
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アレから暫く経ち…

俺は現在、血龍の制服を来た6人を鍛えている。
この6人は何故か、当初からかなり強くなってきていて、最近は良く手合わせを申し出て来ていた。


「手が甘いぞ!殺す気で来いッ!」


「「「はいッ!!」」」


そう言って、6人の中でもリーダー格な勠花が蹴りを放ってくる。
俺は、それを横に退き避ける。


「てぇぇぇぇい!!」


それを追撃するように、蓮乃が右回し蹴りを放ってくる。
それをしゃがみ避ける。


「くらえ!」


勠花は何処から出したのか、服の袖からナイフを大量に飛ばしてきた。


「フッ……」


俺は回し蹴りをして、風圧でナイフを叩き落とす。


「覚悟ッ!」


次に朔仍が鞭を此方に振るってきた。
俺は、それを後ろに退き避ける。
それと連携で森羅が鎖で俺の足を絡めとる。


「行きます!功那流剣術『宵月』!」


今度は、美和が見計らったかのように、居合い切りを放つ。
俺は、鎖を手刀で切り落とし、後ろに退く。


「覚悟です!」


次に零裟が改造スタンガンを俺に押し付けようとしてくる。


(うむ…。今回はこんなとこだな…。前より連携に磨きがかかってきている。一人でもかなりの戦力だしな)


「フッ…!」


俺は、零裟の手を掴み、美和に投げつけ、更に森羅の鎖を奪い、朔仍と森羅を縛る。そしてそのまま、勠花と蓮乃の首筋に手刀を突きつける。


「はい、コレで今回は終わりね?お疲れさま。みんな頑張ってるみたいだね?」


「負けちゃいましたー。残念ですー」


いや、俺に勝とうとしてたのか?
かなり頑張ってるけど、俺…アブノーマルなんだぜ?


「ハハハハ、俺には中々勝てんさー。なぁ、雲仙もそう思わねー?」


いつのまにか、雲仙がいたので聞いてみることにした。

「確かに燼は異常だしなー。ってか、ソイツラかなりつえーんじゃねーの」


「だよなー。確かにツエェと思うぜ?パンピーにゃあ負けねーだろ。達人とかスペシャルん中で、かなり努力してるヤツにゃあ負けるかもしれんがなー」


とか軽く雑談し、その後俺は警備のために外に出た。


「っつうか、最近全然違反者いねーなー」


何故か知らんが、最近違反者が一人もいなくなっていた。
その為、一言で言うとえらい暇だ。
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