暴神が辿る道

□第漆箱〜十三組、柔道部〜
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さて、今日から俺は十三組に移動となったワケで…。
十三組に取り敢えず登校したのだが、誰もいる筈がなく……。


「……暇だ…。確か古賀ちゃんは来てるとか聞いてたが……うろうろしてんだろうなー。もういっそのこと風紀委員に行くか?いや、しかし……」


とか、葛藤した結果……何と無くうろうろする事に決定した。


(風紀委員には、明日行きゃ良いかね?)


とか思い、俺は箱庭内をうろうろすることにした。
それから、数時間……
俺は古賀ちゃんに遭遇した。


「あー、燼君!どうしたの?」


「いや、古賀ちゃん。十三組に移動したら暇で暇でねー。少しうろうろして時間を潰してたんだよ。古賀ちゃんは…名瀬ちゃん待ちかい?」


まぁ、名瀬ちゃんと毎日一緒に帰ってるみたいだしそうだろう。


「そうだよー!良く分かったねー?」


「分かりやすいよ、そりゃ…」


ってか、爺の呼び出しっていつかかんだろ?
適当に力抑えておくか?
いや、マジで測らせてみるか…。
久し振りに本気の一端を出してみたいしな…。


「そうかなー?燼君は十一組に行かないんだね?」


「行きたいけど行ったら名瀬ちゃんのデータ収集に支障が出ちゃうからね。我慢してるんだよ」


十三組になった俺が名瀬ちゃんと会話してたら、名瀬ちゃんが目立って色々支障が出ちゃうからね。
いや、元十一だし大丈夫かも?
明日にでも行こうかな?
明日のスケジュール決まるなコレで。
名瀬ちゃんと話した後に風紀委員だな。


「そうなんだー。頑張ってねー」


何をだ?
あぁ、我慢をね?
残念。もう無理だった…。


「アハハー。じゃあ、名瀬ちゃん。また今度ねー」


「分かったよー!じゃあねー、燼君!」


さて、次は何処に行こうか…。
そうだ。日之影に会いに行こう。
二年十三組にいるだろ…。
思い立ったら吉日って事で、即日之影の所に移動する事にした。
そして、移動し………


「着いたな…。って、やっぱ宗像と高千穂、行橋に王土はいねぇか。どうせアイツラ来てねーんだろうな。っと、日之影はっと……」


少し目を凝らし日之影を探すと、真ん中の机に日之影が座ってるのを発見した。


「よぉ、神城じゃねぇか。覚えてるのは意外だな」


「久し振りだな、日之影さん。俺が覚えてないわけ無いだろ?」


検査で異常と分かった脳の持ち主だしな?
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