私立星羽学園高等部

□好きだなんて言ってやんねぇ
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「転校だとぉ――ッ!?」



ここ、花波家で朝っぱらから間抜けな奇声を発したのは、花波家の次女真帆だった。


真帆は高校1年生。
詳しく言うと、修学式を終えたので今年の春には2年生になる。


成績優秀で、容姿端麗、見た目だけならそん所そこらの女性には引け劣らない。



ただし、喋らなければ、ね…。



何といっても口が悪く、態度がデカイ。



でも、真帆の性格には裏表がなく、面倒見のいい姉気肌な性格と、男前な性格も手伝って、周りに信頼されているのだった。


ちなみに、そんな性格のため男にはモテず、女の子にはモテる。



本人曰く、ねちねちした男より、可愛い女の子にモテるほうが嬉しいんだそうだ。




「うん、今通ってる高校はカッコいい男の子が少ないし。名門な星羽学園ならカッコいい男の子がいっぱい居るとおもうんだぁ〜」
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