†右巻螺子†

□‡密会‡
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町に夕闇迫る頃 何処かで虫が嘲笑う 夜風が草を撫でる音 薫りは冷たく滲み出す
湿った大地を駈けて行く 彼の横顔上気して 馬を駆る様足音は 彼女を求め鳴り響く
月の照る丘鮮やかに 彼女は独り待っていた白く輝く輪郭に その星さえもくすむ程
露滴るはグラジオラス出逢う2人に目を瞑る月の照る丘鮮やかに 2人の旅路を導いた…
 

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