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□episode40〜ここから〜より妄想話
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―昨日の放課後の『すきなの』発言に続く『独り占めしたい』発言。
期待が抑えられず、そわそわしているとき爽子の胴上げが始まった。



――そして高く宙を舞う爽子をうっとりと眺めていたときに…見えてしまったのだ…



(く…ッ黒沼!!
ぱっ…パンツ見えてる………ッ////)




そう。制服のまま胴上げをされた爽子の膝丈のスカートがヒラヒラと風に舞い、爽子の可愛らしいパンツが見え隠れしてしまっていたのだ。



(ぴ…ピンクのレース…
か、かわいー………
ってそうじゃないだろ俺ッ!!!)



翔太は自分にツッコミを入れると、とうとう人垣の中に突撃していった。


……が、盛り上がってしまっているクラスメイトには大好きな風早くんの声さえ届かず結局満足のいくまで爽子を空高く放り続けた。


そして、その胴上げが終わるまで翔太はピンクのパンツとそこから伸びる真っ白なすらりと細い足に理性を激しく揺さぶられるはめになったのだった。






(…矢野。俺ってほんとにむっつりだったのかも……)









―― その後、爽子と翔太は無事にお互い
想いを伝え合い、晴れて念願の彼氏彼女の関係になった。





――後日

人気ものの翔太と陰気ものの爽子が付き合い始めたという話は光の速さで学校中に伝わっていた。


…やはり、翔太を好きだった女子生徒や爽子のことを噂でしか知らない人達からのやっかみは凄かった。

しかし、2ーDクラスの生徒達だけは冷やかしなどはあるにしても二人をおとしめるような事は一切口にはしなかった。


その理由としては、
まず私生活からして翔太の方が爽子にベタ惚れオーラを出しまくったあげく払拭できないほど周囲に撒き散らしていること。学校祭を通して爽子が噂で聞くような子じゃないと分かった事などが上げられる。




――しかし、大半のお調子者男子が以前のように爽子を卑下することをしなくなった本当の理由はというと…



 
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