ss


□SKX02
2ページ/6ページ



それから私の暮らすアパートにふたりで帰って代わりばんこでお風呂に入ってふたりで夕飯を食べた。
少し寒くなってきたのでお鍋にしたら、翔太くんは凄く嬉しそうに食べてくれた。
その後は翔太くんに後ろから抱きしめられる形でテレビを見て、たくさん優しいキスをして…久しぶりに肌を重ねた。



空が明るくなってきた頃少し肌寒くなってきて目が覚めた。
隣には私のだいすきな人。

いつもキラキラとたくさんの星を閉じ込めたように輝く瞳は今は閉じられていて、私に優しく口付けるその唇は微かに開かれて小さな寝息をこぼしている。
長い睫毛が影を落とす頬はすっきりとして出会ったときよりも大人に近づいたことを感じさせた。



(可愛いな……)



男性にそう言うのは失礼なのかもしれないけれど、無防備に自分用のシングルベッドに横たわる姿は素直に可愛いと思う。


少しクセのついた髪をサラリと撫でて綺麗なおでこに小さくキスを落とした。



(おはよう…翔太くん)



もう一度穏やかな寝顔を眺めてから、起こさないようにそっとベッドを出た。



 
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ