BOOK3

□空色canvas
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「センパーイ、
ミーちょっと出掛けてきますねー?」

「は?さっきまで
雨降ってたのにどこ行くの?」

「ただの散歩ですよー。
その辺までふらっと」

「なら王子も行く。
もうすぐ夕方だし危ねぇじゃん」

「いくらミーが子供に見えても
ミーだって暗殺部隊に
所属してるんですから
あんま子供扱いしないでくださーい」

「うっせ。そんなんじゃねぇって
偶には王子にも世話焼かせろ」

「どうしたんですか、センパイ。
何か変なものでも」

「食ってねーよ!
…じゃなくて、偶には
王子にも先輩らしいことさせろよ」

「センパイの中では
後輩の散歩についてくことが
先輩らしいことなんですか?」

「色々考えたけど
結局分かんなかったんだよ。
だからとりあえず
お前と一緒にいる時間を
増やしてみることにした」

「…まぁいいですけどー。
じゃ、行きましょっか」

「だな、よっと!」

「ちょ、勝手に手を
繋がないでくださいよー!」

「ししっ!水たまりん中
跳ね回ろうぜ!」

「嫌ですよー!
っていうか危ないんで
傘振り回さないでくださーい!」


空色キャンバス


(あ、センパイ見てください。
虹ですよー)

(お、本当だ)





ベルフラ ほのぼの


意味なし落ちなし。
テンションの高いベルと
振り回されるフラン。

そういえばうちのフランがベルに
振り回されるの珍しいですね。

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