マジバケ小説

□第4話
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洞窟を出てすぐの所にあったのは、木の人形パペットが暮らすワクティ村だった。
「平和そうな村だっぴ…。」
「とにかくまずは―」
ライチがそう言おうとした時だった。
民家の前に立っていた、見覚えのある少年を見つけたのは―
「あ…ガナッシュ!?」
「ライチ!それにアランシアにピスタチオも…。
無事だったのか。」
「私たちはね。
ただ残念だけど…キルッシュがエニグマに連れてかれた。」
「なんだと!?」
「まあ、エニグマもかなり弱ってたから遠くまでは行ってないだろうから、大丈夫だとは思うけど…」
「…そうか…。
だが、味方を呼ばれたら厄介だからな…」
民家の前にいたのは、ライチとはキャンプ先の沿岸で別れたガナッシュだった。
ライチは報告をしつつそう話していると…
「ひょわああああ!!!」
「ど、どうかしましたか!?こんにゃく様!?」
「地下から!なんか地下から変な声がするペタン!!!」
などの会話が聞こえた。
「…平和そうに見えてホラーだなオイ。」
「こわいっぴー!!」
「なんの騒ぎ〜?」
「行ってみよう。何かキルッシュのことがわかるかもしれない。」
ガナッシュを含んだ四人はそういって自分たちがいた正反対の所にある民家へ向かった。
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