オリジナル小説

□異世界の果てまで逝ってこい← 前
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何がどうして、こうなったのだろうか。
私は自分の目の前に停まっている物を見て何も言えなかった。


高校三年生になった私は、学校祭という、一部の生徒にとっては天国、一部の生徒には地獄な祭り(ちなみに私は後者だ←)が終わり…
やっと元の学校生活に戻ったと思っていた放課後のことだった。
部活ももう引退したため、早く家に帰りポケ○ンをやろうと思いながらバスを待っていた。
しかし、バス停に来たのは…
「にゃあごぉ〜。」
等と言いながら来たバスは、誰もが知っているジ○リのネコ○スだった。
「いや、確かにバスだけど!
私がいつも乗っているバスじゃないよ!!」
等と一人つぶやいていたら…
「にゃぁご…」
と、少し不機嫌そうに○コバスは鳴いた。
…これはもう…
「乗るしか…ないよねぇ…。」
いかにも『早く乗りやがれ!』と、某超大人気乙女ゲームの鬼副長のような反応をされ、私は―
「お邪魔します…。」
と言いながら乗るしかなかった。
しかし実際に座ると…
「うわあめっちゃ柔らかーい!
しかも、あったかいしふかふかだし!!」
と、一人テンションが上がっていた。
そうしてドアが閉まった途端―
ピンポンパンポーン♪
『ネ○バスに、ご乗車誠にありがとうございます。
このバスは一番急行、異世界行きです。』
というアナウンスが流れた。
ちなみにどうでもいいことだが…
その声は、ト○ロに出てくるさ○きの声だった。
「…はい…??」
とかなんとか思っていたら、今なにかとんでもないことを聞いた気がする。
そうたとえば…【異世界】とか―
『ただ今から、異世界にを向かうので、ご注意ください。』
そのアナウンスとともにネコバ○は猛スピードで道路という名の電線を走った。
「お、おろしてええええ!!!」
私の叫び声だけが、むなしく響き渡った―
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