世界一初恋・純情ロマンチカ

□作者の好きな4CPに、旅行に行ってもらったwww
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それは、突然のメールがきっかけだった。

『みんな久しぶり♪
元気にしてるかな?
いきなりだけど、再来週の土日、一泊二日で旅行に行くから、みんな準備しておいてね!
あ、もちろん旦那さんもつれておいでよ?これ大事。
詳しいことは、また近くなったら連絡するからね♪
ほかにも連れて行きたい人とかいたら、早めに連絡よろしくです(笑)

それじゃあ仕事頑張って〜

水元翡翠』


「…横澤さん、このメールどう思います?」
「知らん俺に聞くな。」
横澤と二人で企画書について相談していた時に届いた突然のメール。
二人同時に内容を確認すると、こう書いてあったのだ。
「というか旅行って…俺たちの都合はどうなるんだ…」
「それも思いましたけど、みんなってことは…
俺たち以外の誰かにも、このメールを送ったということですよね?」
「…だろうな。まあ、大体は理解したが…」
「というか旦那って…」
「そこは言うな、小野寺。考えたくない。」
二人は同時にため息をついた。なぜなら、このことを自分の旦那―性格にいえばこの場にいない自分の恋人―に話さなければならないからだ。
しかも―
「断ったら…だめですよね…」
「断ってみろ。もれなく俺たちは女装のフルコースへ連れてかれるぞ。」
「…ですよね…」
二人はそれを、身をもって知っているため、二人に拒否という言葉はなかったのだ。
ちなみに、二人の旦那こと高野と桐嶋は編集長会議で席をはずしている。
横澤は、営業部長が出席したため免除されたのだ。
「とにかく…この企画書を終わらせるか…」
「…そうですね…」
二人は、脱力しながらも仕事続けた。
内心、恋人にどう説明しようか頭を悩ませながら―
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