オリジナル小説
□某携帯モンスター騒動←
2ページ/18ページ
そんなさわやかさなんて一ミリもない朝を迎えた私たち。
「…ねーちゃん、これはいったいどういうこと?」
「知らん。んじゃ、お休み。」
「寝るな!頼むから寝るな!!
そうじゃなくて、どうしてこうなったか考えようよ!」
今日が学校なくてマジでよかった。
今日…というか、ここ何日か私の学校は休みだった。
理由は…学校内でインフルエンザが大流行し、学級閉鎖になったから。
そして、普段仕事な姉も、今日は休みなのだ。
そういうわけで…
「かあさんたちは仕事か。」
「らしいねー…あー、動きずらい。」
「…ドダイトスだしね(笑)
というか、頼むから私に地震はしないでよ?
私が死ぬからね!?」
正直、不安でたまらない。
私は電気なんだ。
地面だけはだめなんだ!!
「ん?ねー、あんず。変なの出てきた。」
「…は?」
私が一人そんなことを考えていたら、加奈子が何かを見つけたらしい。
それは、謎の穴だった。
「え、なんで家の中に穴が開いてんの。しかもでかいし。」
その大きさは半端なかった。これならねーちゃん…ドダイトスも入れるだろう。
「…逝ってみる?」
「ねーちゃん、漢字違う。
…ねーちゃんも行くよね?」
「…しゃーねーなぁ。」
結局、私たちはその穴に入って行った。