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□俺とスタンドと夏の夜
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頼むから…



もぅ怖い話はやめてくれェェェエエエエ!!!!!!!!!!!




…ッあ、いや…別に怖いとかじゃねぇから!!!





―――『俺とスタンドと夏の夜』










「…でさぁ…振り向いた女の顔が……「イヤァァァァァァアア!!!!!!!!!!!!!」




「「「!!!!!!!!!!!!!」」」




暑い、暑い、夏の夜。




攘夷戦争が一段落つき、夏と言えば怪談だろ!!という声で、俺達は怪談話をしていた



…のだが。



途中で叫んだ男が一人





「…おい、銀時…うるさいぞ。最後何て言ったのか聞こえなかっただろ」



「あーーー…もぅ無理無理…」




ダラダラと汗をかきながら半泣きでうろたえている銀時



「金時ー、今日はわしの部屋で寝んかー」



「…うん。そうさせてもらうわ…いや、怖いとかじゃないから!!!」



「銀時ィ…今日は俺の部屋に来いよ……もっと怖い話してやるぜェ?」



邪悪な笑みを浮かべてニヤニヤ笑う高杉



「…いや、遠慮しとくわ高杉君…別に怖い訳じゃねぇけど…?」



「金時は今日、わしの部屋で寝るんじゃーー」



「…ぃーや、俺の部屋で寝んだ」



「わしの部屋ぜよッ!!!!」



「俺の部屋だ!!!!!」




言いあいを始めた辰馬と高杉を見ながらヅラが一言



「…銀時、今日は俺の部屋で寝ろ。怖いんだろう?」




「…そうさせてもらう…別に怖い訳じゃねぇよ???」





結局、真夜中まで辰馬と高杉の言い合いは続いたとか。



「貴様らうるさいぞッ!!!!!銀時が寝れんだろうがぁああ!!!!!!!!!」



「…」



その晩、ヅラの叫び声が収まる事はなかった











ぇんど@thank you!!

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