Another小説
□クロネコ2匹
1ページ/4ページ
★才蔵にょた化!
★才蔵が佐助と同じように動物と戯れていたらいいな〜と俺得小説です!!
上田城領域―森の中
鬱蒼と生い茂る森に生えている木の枝に立ち見張りを務める真田十勇士が一人――霧隠 才蔵だった
背後に気配を感じ振り向くと…
「……佐助…」
「才蔵 見張り 交代。」
「お〜後よろしく」
「諾…」
見張りを佐助に変わり才蔵は上田城に帰宅した
「…たで〜まっと!」
上田城の縁側に軽やかに着地し辺りを見渡した
「……珍しく静かだ」
いつもは見計らったように伊佐那海+オマケの清海や鎌之介が煩く寄ってたかって来るのに今日は珍しく来ない
「…まぁいっか…」
喧しい嵐が来ないことに越したことはないと才蔵は自分のだと部屋に踵を帰した
――ガサッ
「…………?」
城の庭にある草村から音がした
「…あんだ?佐助のペットか?」
興味本位で何が出て来るのか部屋の前の縁側に座ってじーと見てみると…
「にゃー…」
「…ねこ?」
草村から黒猫が出て来て才蔵に近寄ってきた
「…お前、佐助の仲間の一匹か?」
才蔵の中で佐助=愉快な動物(仲間)たちを常に一緒にいる
佐助ある所に動物たちあり、となっている
「にゃーん?」
「違うのか?」
「にゃ」
「てかお前、キレェーな毛並みしてんな……それより俺ら自然に会話してね?」
「にゃーん!」
「おっ!なんだ?……結構可愛いな」
才蔵の肩に飛び乗って来た黒猫が首筋にぐりぐりと甘えてきた
「にゃー」
「ハハッ!くすぐってぇー!…ん?…お前の額?」
「にゃ?」
黒猫の両脇を両手で持ち上げて黒猫を真っ直ぐに見る
「お前のデコ……三日月みたいな模様してんな」
「にゃん!」
黒猫の額には白い三日月型の模様がクッキリ存在していた
「つーかよく、この城に入ってこれたな〜お前猫だけど忍の素質あるんじゃねーか」
「にゃーん!」
目を細めて喜ぶ黒猫
「……なんか、こー天気がいいと眠くなるな」
「にゃーん…」
「お前も眠いのかい?……どうだい、お前も一緒に昼寝と洒落込むかい?」
「にゃん」
コクリと頷く黒猫。それを見た才蔵は縁側に黒猫を置いて自分も寝転がる
「暫し、おやすみ」
「にゃう」
一匹と一人は日当たりのいい縁側で目を閉じたのだった
.