連載

□数百年ごしの再会
2ページ/12ページ




ひょんなことからスッゴイ昔なじみと出会ってしまった…





「ま、政宗殿ぉぉお!!」

「………Ah…?」


赤い鉢巻きをした青年が凄いスピードで走って来る


「…なんだよ?真田」

「あああ、あの!今日!政宗殿のクラスは家庭科の調理実習があると、おおおお聞きしたのですが…っ!!」

「OKOK…落ち着け真田。お前が来ることはわかっていた………ほらよ」

「あああ、ありがとうございまする!!政宗殿ぉぉお!!」

「…毎度の事ながら何故、俺のclassで調理実習があるのかわかるのかツッコマナイでおこう…」

「政宗殿の手作りでござらぁぁあ!!」


真田 幸村は政宗のお手製のカップケーキを手に入れた


「あれ〜?旦那なにしてんの…」

「…猿飛……お前んところの息子がまた暴走してるぞ」

「俺様こんな大きな子ども産んだ覚えはありませ〜ん!」

「む!!佐助ではないか!!見よ政宗殿のカップケーキでござる!!」

「ふぅ〜ん。よかったね〜旦那!でも俺様は焼きたての物貰ったけどね〜」

「な、なんだと…っ」

「え〜!それはね〜俺様と伊達ちゃんが同じ班だからだよ〜」

「くぅっ…!同じクラスということをいいことに……羨ましでござる!!」

「へっへ〜んだ!!」

「どーでもいいけど次の授業遅れっぞ」


ガミガミといがみ合っている幸村と佐助に声をかけるが二人には聞こえなかった


――――――――
―――――――
――――――
―――――
――――
―――
――


「よぉ!政宗!」

「堂々とサボりか、元親」

「いいじゃねーか!!今俺んところあのハゲセンコーの数学たからよ!バックレて来たんだよ!!」

「お前マジ成績大丈夫かよ…?」


二人揃って屋上で大の字に寝転ぶ。片はガタイのデカイヤンキー風の男子生徒。片はナイスバディーの女子生徒。
二人は『戦友』と書いてダチと読むような仲である


「あ、この前隣の何とかっていう高校と一悶着あってよ〜!まぁ!軽く蹴散らせたけどな!!」

「お前にケンカ売るとかある意味勇者だわ〜」

「ハハッ!!ちげーねぇ!!……そーだ!俺んとこのヤロー共が仕入れた情報なんだけどよ…」

「んあ?」

「どっかの高校が次は独眼竜!って言ってた奴らがいるってよ」

「ふ〜ん…」



.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ