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□学校編2
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兄から濃厚なおはようのちゅうと軽いセクハラで目覚め、いつも通り学校へ行くブックたん。
朝の廊下で教材を運ぶザビーネ先生に会い、まずは挨拶を交わす。
「色々あるけど、こんなに使うの?」
「使わないものもあるがな」
話しながらチラリとシーブックの首もとを見ると、昨日とはまた違う跡を見つけた。
何度見ても、嫉妬心がわいてくる。
「…シーブック、少し手伝ってくれるか?」
「へ?」
「この2つを持ってくれないか?」
「あぁ、いいよ」
と教科室まで少量の教材を持ってついていくブックたん。
指定された机に教材を置くと、名前を呼ばれて手招きされる。そばまで行くと抱き寄せられ、優しくキスされた。
恋人にするような優しいキスに、シーブックはいつもどうしていいのかわからない。
「んっ…ん…んぅ…」
あやすように舌が絡んできて、優しく吸われる。息苦しくなるほどの激しさはなく、長いキスだった。
もどかしい甘さを残してザビーネが離れ、
「もっとこうしていたいのだが、ホームルームが始まってしまうからな」
と名残惜しそうな表情をする。
「また、あとでな」
ザビーネは両頬を包みもう一度キスをして、シーブックを自分の教室へと帰した。

そのあとも休み時間のたびに人気のないとこに連れ込まれてはキスの嵐。
どれもゆったりと舌が絡むだけの甘ったるいキス。
抱き締めたり優しく尻を撫でたりはしてくるが、直接的な刺激は何もない。
昼休みに入る頃にはシーブックの体は刺激を求めてウズウズし始めていた。
ザビーネに呼ばれて、誰もいない教科室で一緒に昼食を取る。
他愛もない会話をしていると、ザビーネが相づちを打ちながらシーブックを抱え上げて自分の片膝に乗せた。
そして会話が途切れたときに抱き寄せられ、唇を重ねる。
始めはついばむようなキスで、段々と深みを増していく。
「んぅ…ふ、ぁ…ん…っん…」
強めに舌を吸われ、荒く絡められ、シーブックはたまらなくて無意識に腰が動いた。
シーブックの様子に気付いたザビーネは一度唇を離し、熱く潤む瞳を見つめる。
「どうした、シーブックから甘えてくるとは珍しいな。そんなに欲しかったのか?」
「ゃ、あの…違…っ」
無意識だったので、頬を染めて恥ずかしそうに俯くシーブック。
ザビーネは愛しそうに微笑むと、
「遠慮しなくていい」
そう言ってシーブックの腰に手を回し、優しく撫でた。
耳元で「ほら」と言いながら軽く膝を動かしてやると、シーブックも合わせて小さく腰を振り始める。
「ん…っ…ぁ…あ…っ」
「ふっ…段々硬くなっていくのがよくわかる」
「ぁ、ん…っん、ん…んふ…ぁ…」
ザビーネは膝に擦れるものが硬度を増していくのを感じ、思わず笑みがこぼれた。
「シーブック、直にさわってやろう?」
こんなんじゃ足りなくて、夢中になって腰を振るシーブックの唇を指でなぞりながら聞けば、コクコクと頷いてザビーネを見つめ返してきた。
「ふ…素直でイイコだな、シーブックは」
膝に座らせていたシーブックを一度立たせ、下着ごとズボンを下ろして脱がせ、今度は両膝に乗せる。
すっかり出来上がっているそこをそっと握り、緩やかに扱き、少しずつ強く速くしていく。
「ぅあ…ぁ…っあ…あんっ…や、ぁ…っ!」
体を震わせて気持ちよさそうな声で鳴くシーブックが愛しくて、あいている手を後ろに回して指をナカに入れた。
シーブックがビクリと跳ねる。
一本奥に入れてすぐ抜き、二本同時に奥に入れて掻き回す。
前を扱かれるだけでなく、後ろの敏感なところまで擦られる快感にシーブックは思わず目をぎゅっと閉じた。
ザビーネはそれになぜだかムッとして、
「シーブック、目を背けるな」
そう言って愛撫を中断し、シーブックを抱き上げて床に寝かせた。
驚いて目を開けるシーブックによく見えるよう腰を高く持ち上げて、足の間にザビーネが入り込む。
そして再びシーブックの中心を包み、先走りを絡めてヌルヌルと擦る。
「ほら、よく見ろ。今お前をいじっているのは誰の手だ?」
「んあっ!ふ、あっ…ぁ…っ!」
ザビーネの手の動きを見ながら喘ぐシーブック。
ザビーネは熱く膨れ上がった自身を表に出し、シーブックの中に一気に押し込んだ。
「ひぁああああっ!!」
いきなり熱を奥まで与えられ、シーブックは先走りを溢れさせて高い声を上げる。
ザビーネはすぐに腰を引いて動き始め、敏感な奥を突いた。
「よく見ろ。今お前を抱いているのは誰だ?ナカにいるのは誰のモノだ?」
再び問うが、シーブックは快楽に頭が回らずただ嬌声を上げるだけだった。
「あんッ!あっ、や…ッ!い、きなり…ひぁっ!あ、あぁっ!ダ、めぇぇ!」
さらに中心を強く扱かれ、シーブックはそのまま自分の顔に向かって熱を吐き出した。
「シーブック…ッ!」
ザビーネも何度か激しくシーブックを突き立てて、その奥にすべてぶちまける。
「…は…ぁ…お腹…熱い…っ」
肩で息をしながらシーブックはぽつりと呟いた。
「それが私の熱だ。もっと感じてくれ、シーブック」
ザビーネはそう言って、中の熱が少しでも奥にいくようシーブックの腰を軽く振り、自分も数回奥を小突いた。
「毎日注いでやるのだから、よく覚えておけ」
「ぁ、ぁ…んっ…」
シーブックはキンケドゥ以外の熱に困惑しつつも、体は快楽に素直で、この熱が毎日と思うと腹の下がキュンとした。
その熱は放課後に早速注ぎ込まれ、そのまま何度も中を掻き回されて、また奥に注がれた。
「ふ、あ…ぁ…」
ビクビクと震えるシーブックの体を抱き締め、ザビーネは耳元で何度も名前を呼んだ。
「ザビ…ネ、せんせ…」
シーブックはザビーネを抱き返し、まだ繋がったままの下半身の熱を感じた。

帰宅して、いちおう中はキレイにしてもらっているものの、まだ残っていないか不安なシーブック。
すぐに風呂に入り、自分で中を掻き回して確かめた。
「ん、ん…っ」
キンケドゥ以外の人にココをいじられて、犯されて、中に熱を注がれて、
「んっ…ぁ…ふ、ぁんっ」
でも気持ちよくて、体が震えるのが止まらなくて、もっと欲しくて、
「ぁああ!ひぁ、ぁ、あっ!」
シーブックは最後に何度も名前を呼ぶザビーネの声を思い出し、先端から白い液を溢れさせた。

それでも夜はキンケドゥの腕の中で甘く鳴き乱れ、奥に吐き出された熱は一番安心感があった。
シーブックは妙にホッとして、甘えるようにキンケドゥの胸にすり寄る。
「どうした、足りないか?」
「うぅん…甘えたいだけ」
すりすりと甘えてくる弟に、キンケドゥは愛しすぎて強く抱き締め、苦しいよと非難を浴びた。

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