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□お家編3
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その夜。
キンケドゥから今晩は遅くなると連絡があり、シーブックはリィズと二人で夕飯を済ませた。
風呂も上がり、兄妹でまったりとTVを観ていると、玄関の開く音がしてキンケドゥの声がする。
「ただいま〜〜」
「おかえりー」
「おかえり、お兄ちゃん」
可愛い弟と妹に出迎えられ、疲れた様子のキンケドゥはほっと胸を撫で下ろした。
「ぁーもう定時間際にポカしやがって、あんの野郎〜〜」
疲れでイライラグチグチしながら玄関から上がり、弟と妹になだめられながらリビングに行ってソファにどかりと座る。
「キンケドゥお兄ちゃん、ごはんはどうする?」
「ぃやー今日はもう風呂入って寝るよ」
ぐったりとソファの背もたれにのしかかり、お疲れの深いため息をつく。
そうして一息ついて少し落ち着いたキンケドゥは、着替えを取りに部屋へ向かった。

少しして、キンケドゥの部屋からシーブックを呼ぶ声が。
「キンケドゥ?どうしたんだ?」
シーブックが部屋に入るなり、
「脱いで」
「…ぇ?」
キンケドゥの短い一言が一瞬理解できなくて、思わず聞き返す。
着替えを取りにきたはずのキンケドゥはベッドに大の字に寝転がっていた。
「もう我慢できん、シーブックに癒されないと動けない」
寝転んだままそんなことを言い出す28歳。
「でもお兄ちゃん疲れて動けないから、シーブックが全部シテ」
「んもぅ……」
呆れつつ、仕方ないなぁと自分の服に手をかけ、さくっと全て脱ぎ捨てた。
そして全裸なブックたんにまたがってもらって癒しを感じるキンケドゥさん。おっさんの極みだ。
でもシーブックはイイコなので(?)おっさん具合にはなんの疑問も持たず、疲れてるお兄ちゃんの為に、おズボンのチャックを開けてそっとナニを取り出す。
疲れてるわりに元気そうなキンケドゥの根元に手を添えて、労るよーに優しく撫で撫で。
いつも自分を可愛がってくれているそこに、あーんとパクつく、寸前。
「ぁ、待ってシーブック」
「?」
止まってキンケドゥを上目遣いに見ると、何を思いついたのか楽しそうにニコニコしている表情がそこにあった。
「反対、反対向いて。お尻はこっち♪」
「えっ」
ちょっぴり抵抗があるのかシーブックは一瞬躊躇するが、幼少から教え込まれた体はキンケドゥの言葉には逆らえない。
体の向きを変えて、キンケドゥにまたがり直す。
可愛い弟の可愛いお尻が目の前に置かれ、キンケドゥは上機嫌。
「…これでいい?」
恥ずかしくて頬を染めるシーブックが、チラリと見てきた。
「あぁ♪」
キンケドゥは楽しそうにさわさわとお尻を撫で回したり、太ももの内側を撫でたりした。
くすぐったさにモジモジするシーブック。
「丸見えだな」
羞恥からか、少しヒクつき始めているそこを指で撫でる。
「っ…もぉ…言うなよ、恥ずかしい…」
「可愛いよシーブック…なぁ、このままさ、自分で馴らしながらくわえてよ」
「えっ」
またそんな恥ずかしい注文を…シーブックは動きを止めて、また振り向いてキンケドゥを見た。
キンケドゥは変わらずニコニコしている。
「むぅぅぅぅ………」
シーブックは小さく唸ってから、自分の指を軽く舐めて湿らせてそれを入口にあてがった。
そしてキンケドゥがウキウキで見守る中、ゆっくりと中に沈めていく。
「んんっ…!」
第二関節あたりまで入れてから、先ほどと同じゆっくりさで引いた。
ゆっくりゆっくりと、その動作を繰り返す。これをキンケドゥに見られてると思うだけで体が熱くなる。
そのまま、キンケドゥの先端に舌を這わせながらパクりと口に含んだ。
「んっ…ふ、ぅ…ん、ん…」
片手と口でキンケドゥを愛撫しながら、もう片方は自分の下の口をほぐす。
羞恥と妙な快楽に、鼻にかかった甘い吐息が何度もこぼれた。
自身を犯す指の動きが無意識に速くなり、吐息はさらに甘みを増した。
「相変わらず、俺のくわえるとすぐ硬くなるな、シーブックの」
そう言って硬くなったシーブックを後ろから撫でてやると、その体が跳ねた。
「んん!…ッん…ん…ぅ…っ」
「いいね、すごくやらしいよシーブック」
シーブックから手を離し、眺めるだけの作業に入るおっさんキンケドゥ。
シーブックは一所懸命、指と口を動かしてキンケドゥお兄ちゃんを気持ちよくしようと頑張る。
いつも気持ちよくしてくれる、いつも可愛がってくれる、キンケドゥのモノ…シーブックはドキドキするのが止まらなかった。
「んっ…そろそろ出そうだ」
「ん、んふ、ぅっ…んんんッ!」
喉に熱が当たり、ムセそうになるのを堪えて吸い上げる。コクリ、コクリと飲み込み、舌で丁寧に舐め取ると、
「イイコだね…」
と自分の指の隣にキンケドゥの指が入り込み、体がビクリと跳ねた。
シーブックの指とキンケドゥの指がバラバラに動き、さっきとは違う感覚に体が震える。
「あっ…ぁ、キン、ケ…っふ、あぁぁ!」
「今度はココにお兄ちゃんのを入れような」
ズルっと指を抜いて、まだ動いているシーブックの手を取って、ゆっくりとそれも抜く。
「ほら、こっち向いて?」
「ん……」
シーブックはのろのろとまた姿勢を変え、キンケドゥの方を向いた。
硬く反りたつキンケドゥを掴み、自分でよく馴らしたそこにあてがう。
キンケドゥの先端が触れただけで、ピリピリと快感が走る。
シーブックは小さく深呼吸してからゆっくりと腰を下ろし、キンケドゥを中へと沈めていく。
「ひ…ぁ…!は、ぁ…っ!」
奥にキンケドゥが到達したとき、
「あんっ!」
軽く突き上げられてビクンと全身が震えた。
「奥まで入ったね……さ、動いてごらん」
「ん…っ」
言われるまま、シーブックは腰を上げて下ろし、ゆるゆると動き始める。
「ぁ、あ…ぁん…っ…ぁ!」
奥に当たり、イイトコが擦れて、快楽が全身を巡る。
もっと欲しくて、夢中で腰を振った。
「あぁあッ…ふ、ぁ!キンケ、ドゥ…っ…キンケドゥ…!」
「っ…く、ぁ…シーブック…!」
キンケドゥも下から突き上げて、シーブックをさらに乱れさせた。

可愛い弟に癒されてHP(そのまんまえっちぽいんと)が回復したのか、シーブックがキンケドゥの腹に出した数秒後、
「よっしゃ!」
と起き上がって今度は上から突きまくる。
疲れて動けないんじゃなかったのかよ!?と思いつつ、兄から与えられるいつもの快楽に、シーブックは高く甘く鳴きながら喘ぐのであった。

「もぉ、せっかくお風呂入ったのにぃ…」
「流してやるから、もう一度入ろうぜ♪」

風呂で本日のファイナルラウンドに突入したのは言うまでもない。

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