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□学校編4
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「ゃ、あッあぁああ!」
「昨日はなぜ休んだ?」
と奥を突かれて、シーブックは高く鳴いた。
昼休みに入るや否や、いつもの教科室に連れ込まれたシーブックは、有無を言わさず衣服を乱されザビーネ先生に犯されていた。
机に背をつけるように押し倒され、容赦なく何度も深くえぐられ、シーブックは嬌声を上げるばかりだ。
「そんなに大きな声を出すと、廊下に聞こえるぞ?」
そう言いつつ、全く遠慮しないザビーネ先生。
「ほら、昨日は何をしていたのだ?」
「あふ、あっ…ぁ、兄さ、んと…ッいっぱい、シ…た…っ」
「…兄は仕事ではないのか?」
「ぁンッ…ん、けんこぉ、しんだん…で…ぁ、あ…ッ」
自分が休みだからって弟に学校をサボらせたのか。
「なんという不届きな兄だ…」
ザビーネは呆れて深いため息を吐いた。
打ち付ける腰も、つい力が抜けてしまう。
「まったく…お前もそんなことで学校を休むんじゃない」
しかしザビーネはすぐに気を取り直し、激しさを取り戻す。
「ひ、ぁ!やぁああっ!激しぃの、ダメ…ぁんっ…もっ…イっちゃ…っ!」
シーブックは今にも精を吐きたいのに、根元を強く握られていて叶わない。
気が狂いそうだ。
「やっ…!せんせ、手…離し…ひぁああッ」
「学校をサボるイケナイ子にはお仕置きしないとな?」
ザビーネはシーブックの耳元に口を寄せ、息がかかるほどの距離で甘くささやいた。
それだけでシーブックはピクピクと反応する。
くすぐったさも快感として受け入れる、よく出来た身体だ…ザビーネは思わず顔を歪めて、握る手にさらに力を込めた。
「ひッ…や、ぁ…!ごめ、な…さ…ごめんな、さ…っ」
シーブックの目から零れる涙が量を増し、甘い鳴き声に嗚咽が混じる。
「………っ」
胸が痛み、ザビーネは思わず動くのを止めて、違う意味でまた顔を歪めた。
「…ただでさえ休日は我慢しているのだ…平日までお前に会えないのは、ツライ…」
そう呟き、ザビーネはシーブックにキスをする。優しく舌を絡めて、少しでも想いが伝わるようにと願いながら何度も唇を重ねた。
「もう滅多なことで休まないでくれよ」
「ん…っく…ひっ…く…はぃ…」
シーブックは泣きじゃくりながらザビーネの背に腕を回し、また「ごめんなさい」と小さく言う。
よほど自身を強く握られたのが恐ろしかったのだろう…涙をボロボロ流しながら目をきつく閉じている。
ザビーネはその目尻を舐め上げて口付け、やわらかい青髪にも優しくキスを落とし、そっとシーブックから手を離した。
「…恐がらせてしまったな……すまない」
「っん…ふ、ぁ…あ…」
ザビーネがまたゆるゆると動きだし、イイトコを熱い肉棒で擦ってくるのでシーブックは再び甘く鳴き始める。
執拗にそこを攻められて溜まっていたモノを吐き出すと同時に、奥に熱い精液を受け止めた。

ザビーネはシーブックの体を拭きながら、
「放課後まで、こぼさないようにするのだぞ」
と額に口付けた。
「ん…でも、すでにもうこぼれそうなんだけど」
シーブックは中を伝う熱に、ぞくりと体を震わせる。
「…もちそうになければ、次の休み時間にまたおいで」
震える体を抱き寄せたザビーネは、頬や唇にも口付けを落としていく。
シーブックの体を拭き終え、乱した衣服を着せて、またキスをする。
愛しくてしようがないのだ。
「んっ…ん、んふ…ぁ…っ」
ザビーネの舌がまだ欲しそうに絡んでくる。ときおり胸をまさぐられ、シャツの上から突起を撫でられて身体にピリピリと刺激が走った。
「ん…ふ、ぁ、あっ…」
「胸をいじられるのが好きか」
「っ…ぁ、ぁん、や…っん、んん…」
指で挟まれ、クリクリとこねられ、また口付けられる。
予令のチャイムが聞こえたところでようやく離れるザビーネ先生。
部屋を出るときに、こぼさないようまた念を押される。
もつとは思えないが、出している時間もないのでシーブックは仕方なく授業に出ることにした。


教師が黒板に字を綴るのを眺めながら、シーブックはそわそわしていた。
尻を引き締めても、中の熱は重力に従って降りてくる。
こんなの、放課後までこぼさないようにとか…ムリだろ。
シーブックはノートを録るフリをして、下を向いてきつく目を閉じて耐えた。
なんとか授業が終わり、しかし下着は湿っていそうで、シーブックはいっそ自分で出してしまおうかとトイレに向かう。
が、途中で、
「もちそうになければ次の休み時間においで」
というザビーネの言葉を思い出し、彼の元へと行き先を変えた。
黙って自分で勝手にやるとオシオキされそうだが、ちゃんと言えばザビーネなら一度中のヤツを掻き出してくれるかもしれない。
「ぁ、ザビーネ先生!」
「シーブック」
ちょうど職員室に戻るところだったザビーネに廊下で会えたので、そばに行ってコトを伝える。
「あの…ちょっと放課後まで、もちそうにないから…」
キョロキョロと周囲を気にしながら、小声で言う。
顔立ちのよいザビーネは特に女子人気が高いが、幸い今は取り巻くおなご達はいない。
そわそわするシーブックを見て、ザビーネはフッと微笑んだ。
「そうか…おいで」
そう言ってザビーネは踵を返し、いつもの教科室にシーブックを連れていった。
シーブックは少しほっとして教科室に入り、ザビーネに下着を脱ぐよう言われて素直に下半身をさらす。
机に手をついて後ろ向きにされ、零れてきた精液でテカテカと光るそこを撫でられた。
くすぐったさの中に淡い甘さが混じっている。
「ヒクヒクしているな」
「ん…」
ザビーネの指がヌルヌルと何度も撫で回してくる。
そのうち撫でていた指がつぷりと中に入り、奥から掻き出すように動く、とシーブックは思っていた。
「っ!?ぁ、あぁあああっ!」
中に侵入してきたのは、指ではなくザビーネ自身だった。
硬くて、熱くて、太さもあるザビーネの肉棒が遠慮なく奥を突きたおす。
「んぁっ!ぁ、やぁ…あ!」
奥に押し込んだところで、どうせ落ちてくるのに…
そう思っても、シーブックは快楽には正直だった。
ザビーネに前立腺を激しく擦られ、淫らに鳴いてよがる。
「ふ、ぁ、あ、ダメ…も…ぁあ!」
「ほら、出すぞ」
「え!?な…っあ!ぁん、あっ、や…ッ!」
奥に、ザビーネの熱が追加された。
ずるりと抜かれ、身体がビクリと跳ねる。
「さ、次の授業も頑張っておいで」
「はっ…ん…ぁ、ムリ…だ、よぉ…」
掻き出してもらえると思っていたのに、また奥に出されて状況が悪化しただけだった。
…そりゃ気持ちよかったけどさ。


案の定、授業が終わる頃には下着はべちょべちょで、シーブックはホームルーム終了と同時に急いでザビーネといつも過ごす教科室に行った。
ザビーネはまだ来ておらず、扉には鍵がかかっている。
しばらく待っているとザビーネがニヤニヤしながらやって来た。
「やぁシーブック。早いな」
「…遅いよ、ザビーネ先生」
シーブックは少し頬を膨らませて、潤んだ瞳でザビーネを上目に見た。
そんなの誘っているようにしか見えないというのに…ザビーネは思わずごくりと喉を鳴らした。
教科室の鍵をあけ、部屋に入ってからまた鍵を閉める。
シーブックのズボンを降ろせば下着は濡れに濡れていた。
「我慢できなかったか」
「先生が二回も奥に出すからだろっ」
シーブックはちょっぴり涙目だ。
その表情もとても愛らしく、ザビーネはクツクツと笑ってシーブックにキスをした。
「シーブック、机に乗って」
ズボンを剥ぎ取り、奥の机にシーブックを後ろ向きに膝立ちで乗せる。
下着をゆっくりと降ろせば、ツーっと糸が引いた。
恥ずかしいのか、シーブックは小さく震えている。
足を通して下着も取っ払い、何も身に付けていないシーブックの下半身をまじまじと眺めた。
尻を撫でてから、中心を広げるように揉みしだく。
「んっ…ん、そんな、したら…出ちゃ…っ」
とろり、とろり、と残っていた白濁液が中から出てきて、シーブックの太ももを伝う。
「出てきたな」
「ひゃうっ…!」
ザビーネは伝った跡に舌を這わせ、ツィーっと舐め上げる。
広げた入り口に到達し、舌でグリグリと撫でてから、にゅるんと入れた。
「やぁん!せんせ、そんなとこ…あぅ!」
シーブックはビクリと跳ねた。後ろを舌で犯され、こぼれる熱をキレイに舐めとられる。
「まだ奥にあるか?」
「んぁ、ああっ!」
次は指が入ってくる。いきなり二本で奥を掻き回されて、身体がビクビクする。
「や、ぁ、あ!ダ、メ…そこ、ダメ…っふあぁ!」
「わかった、ココがイイのだな」
「やぁあ!ちがっ、ぁ!あんっ、ぁあ!」
前立腺を強く擦られ、身体の震えが止まらない。
「せんせ、ぁん…っも、だめ…っあ、あ、イク…ッ!」
「いいぞ」
「ひぁあああっ!」
ビクビクと足を痙攣させながら果てたシーブックは、力が抜けて後ろに倒れ、ザビーネに抱きとめられた。
「指だけでイッてしまったな」
「ん…はっ…ぁ…」
まだ中にいる指がぐりんと回ってから、いきおいよく抜かれた。
抱き上げられたと思ったら今度は机に寝かされ、足を持ってまんぐり返される。
「ぁ…」
恥ずかしい格好に、シーブックの顔が赤くなる。
「もっとよく見せてくれ…今日はお前のココをたっぷりと可愛がってやろう」
「ぁん…っ」
また舌を這わされ、何度か中も舐められ、指も入ってくる。
イッたばかりの敏感な身体に甘い刺激が絶えず降りかかる。
「またココを擦ると、どうなるかな?」
「あんっ、だめだめ、やぁ、だ、めぇ…っ」
コリコリ、と指で掻かれ、また身体がビクビクする。
「身体は正直だな」
抜き差しを繰り返して執拗にそこを擦られ、また淫らに鳴いてしまう。
あいてる手が硬くなった自身に添えられ、
「こっちはどうだ?今いじられたら、どうする?」
「ッ!…そ、んな…ぁ、あっ!」
同時にされたら、きっと気持ちよすぎて何も考えられなくなる。
「ぁ、あ…だ、め…今は、こわれ、ちゃ…っ」
「そうか、ではいじってみようか」
「ゃあ、ぁあああ!」
先端から根元まで、大きく上下に扱かれる。
気持ちよすぎて足の痙攣が止まらない。
「気持ちよさそうだな」
「ぁ、あ!ふ…ぅ、あんっ!あっ…ゃ、あ!」
また、イッちゃう…
シーブックは一際高く鳴くと、精を吐きながら果てた。
ザビーネの指をくわえるそこは、離すまいとするように締め付けてくる。
それは逆に、指なんかじゃ足リナイと言っているかのようで、ザビーネは乾いた笑みを浮かべた。
「…淫乱な身体だ…」
ゆっくりと指を引き抜く。
虚空を見ながら肩で息をするシーブックを見下ろし、ザビーネはそれでもいとおしそうにその身体を撫でた。
持ち上げていた腰を降ろし、瞼や頬に何度もキスを落としながら、シーブックが落ち着くのを待つ。
よしよしと頭を撫でたり、やわらかい空色の髪にも口付けた。
「…大丈夫か?」
「ん…」
僅かにだが首が動き、シーブックが虚ろな目を向ける。
「飲み物を持ってこよう。少し待っていてくれ」
ザビーネは上着を脱いでシーブックにかけてから、その場を離れた。
と言っても、すぐそばの棚に置いてあるので、それに手を伸ばす。
いつも声が掠れるほど鳴かせてしまうので、ペットボトルの飲料水を常に持ち歩くようにしているのだ。紳士!
ザビーネがシーブックを抱き起こすと、掛けていた上着がハラリと落ち、ベタベタに濡れた下腹部を覆う。
ザビーネはペットボトルのキャップを外して差し出した。
力の抜けた手が小さく震えながらそれを受け取り、しかし今にも落としてしまいそうなほどか弱いので、ザビーネは支えるようにそっと手を重ねる。
こくりこくりと、ゆっくり喉を潤すシーブック。
「ぷはぁ…」
シーブックがほっとしたように肩の力を抜く。
ザビーネはシーブックの額や髪に口付け、
「中をキレイにしたら、今日はもう帰ろうか」
と目を合わせる。
シーブックは頷いて、ペットボトルを自分で持ち直し、もうひと飲みしてから机に置いた。
と、すぐにザビーネの手が胸先にそっと触れてくる。
薄く撫でられて、ピリッとくる刺激にシーブックは眉ねを寄せた。
「ぁ…っン…んんっ…」
本日何度目かわからないキスをして、ゆったりと舌を絡める。
離れたザビーネはシーブックの隣に座ると、彼を抱き上げて膝に乗せた。
また唇を重ねて口内を貪っていると、再びシーブックの息が上がってくる。
鼻を抜けるような甘い吐息に、ザビーネの下半身が疼く。
腰に回した手を下降させ、溢れる白濁液でとろとろに濡れたそこに指を立てると、ちゅぷりと音を立ててすんなり飲み込まれた。
シーブックの体がピクリと動き、ザビーネの服をぎゅっと握ってくる。
中の熱を掻き出すように指が出たり入ったりを繰り返し、床にポタポタと跡をつけていく。
「ふ…ぁ、あっ…んっ」
「…奥の方も見ないとな…?」
耳元で低く囁けば、シーブックが期待に体を震わせる。
ザビーネは指の根元まで押し込み、散々いじりたおしたそこを激しく追い立てた。
嬌声を上げながらシーブックが強く抱きついてくる。
本当は、熱く猛るこの肉棒で鳴かせたかったのだが…
ザビーネは遠くを見つめながらシーブックを抱き返した。


いつも通り、何事もなかったかのようにキレイにしてもらい、衣服もしっかり身に付けた状態で、シーブックはザビーネに抱き締められていた。
「大丈夫か?痛いところはないか?」
「ん、ヘーキ…」
そう伝えると、安心したように微笑みながらキスをしてくる。
優しく啄むように何度も繰り返される口付け。
キンケドゥとはまた違った優しさと甘さだ。
「シーブック…本当に愛らしいな、お前は…」
愛しいよ、と唇を重ねられる。
「何度抱いても足りない、お前が欲しくて堪らない…」
そう言って離れたと思ったら、また口付けられる。
「入学式でお前を見たときから、私の身も心もお前を求めて止まないのだ」
「…っ……」
今度は額に口付けられ、頬を撫でられてからそこにもキスが降る。
ザビーネからの愛の言葉ラッシュに、シーブックはいつもどうしていいのかわからなかった。
ただ黙って、その甘い口付けと愛撫を受け入れるだけだった。

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