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□ハロウィン編
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そろそろハロウィンだ。
キンケドゥお兄ちゃんの脳内は当たり前のように悪戯のことしかない。そう、悪戯と称した、ただの性行為だ。
仮装は何をさせようか、スカートの短い魔女っこにしようか、狼男で尻尾を付けるのも捨てがたいな、包帯男で緊縛プレイもなかなか……そんな思案をしているときのキンケドゥはとても真剣な表情で、周囲の仕事仲間は「あの仕事が早いキンケドゥが珍しく悩んでいる」「きっと難しい案件なんだな」と真面目に見守っていた。

棒キャンディでズプズプするのは昨年やったから、今年は普通に女装させてペロペロするか。
考えがまとまったキンケドゥはスッキリした顔で帰宅し、可愛い弟と可愛い妹に囲まれて美味しい夕飯を召し上がった。
もちろん、寝る前には可愛い弟も召し上がった。

朝も息をするように弟を召し上がるキンケドゥお兄ちゃん。ハロウィンがあろうがなかろうが、悪戯はいつもしている。
そんなこんなで、朝っぱらからシーブックの中にたっぷりと精液を注ぎ込み、キンケドゥは今日も元気に出勤していくのだった。

そしてハロウィン当日。
学校でザビーネ先生に向かってトリックオアトリートしたシーブックは、お菓子と称した甘い甘い愛撫をいただいていた。
いつもの教科室の奥で、シャツ1枚のシーブックを膝に乗せて、ザビーネは愛しい教え子の肉棒をゆったりと扱きながら、深いキスと共に胸元を撫で回す。
シーブックからは鼻を抜ける甘い吐息がこぼれ、ザビーネの愛撫に合わせて身体を震わせている。
「んっ…ん、ふ…ぁ、ザビ…ネ、せんせぇ…っ」
あまりの甘ったるさにシーブックは物足りず、無意識にねだるようにしがみついて腰を揺らした。
ザビーネは胸を撫でていた手をその腰に回して抱き寄せ、一度顔を離して見つめ合った。
「もっと欲しいのか?」
甘くて低い声で優しく言えば、シーブックは顔を赤くして小さく頷く。
その様子がまた愛らしくて、ザビーネは微笑して扱く手を速めた。
「ふあっ…!あ、ん、ぁ、でちゃ、ぅ…っ」
「出していいぞ」
「ヤ、だ…ぁんっ…せんせぇの服…はっ…汚れ、ちゃ…っ」
「では…私の口の中に出そうか」
ザビーネはそう言うと、返事も待たずにシーブックを机に下ろして押し倒し、足を開かせた。
「あ…っ」
反り立つ自身が丸見えでとっても恥ずかしい。シーブックはさらに顔を赤くして、ぎゅっと目を瞑った。
ザビーネはクスクス笑いながらシーブックの熱を口に含み、先端を軽く吸い上げながら根元から手で扱く。
「ひぁあ…ッ、あ、ザビ、ネ、せん、せぇ…っ!あ、ぁ、でる、でちゃうよぉおおっ」
シーブックは全身を震わせて射精した。
口内に吐き出されたシーブックの熱を、ザビーネは喉を鳴らして飲み込んだ。さらに吸い上げ、絞り出した白濁液は舌に乗せて、ヒクつく後孔に塗りつける。塗りつけながら、舌を出し入れしてほぐしていく。
「ひゃ…ぁ…せんせぇの舌、あつい…」
うっとりとした表情でシーブックが見てくる。
本当に、快楽に弱い子だな…ザビーネはフッと乾いた笑みをこぼした。
「もっと熱いのを挿れてやるからな…ほら…」
顔を離し、次に入口にあてがったのは熱く猛った自身。先ほどから今か今かと、シーブックを求めて脈打っていた。
先端を埋め込むと、シーブックの身体がビクリと跳ねた。
「ふあ…ぁ、せんせぇの…あつ、い…っ」
ゆっくりと奥に入ってくる熱に、シーブックの身体は無意識に歓喜で震える。
「美味しいか?」
「あ…ん、ぅん…きも、ちぃ…っ」
ゆっくりと押し込んだ腰を、またゆっくりと引いて、そしてゆっくりと押し込む。慣れた後孔はぬるぬるとよく滑り、内壁を擦ればきゅんとほどよく締まった。
「ぁん!あっ、あ、ザビーネ先生ぇ、もっとぉ…!」
「素直で淫乱だな…」
「ひぁっ、あっ、んあッ!激し…っ!」
ザビーネは何度も強く腰を打ち付けて、シーブックを悶えさせた。
やがて精を吐きながら達したシーブックの奥に、自分も白濁液を注いだ。
「ぁ…は…はっ…ぁ…」
小さく震えながら荒く息をするシーブックに、優しく口付ける。
このままいつまでも繋がっていたいが、そういうわけにもいかない。
抜いてから傍に座り、シーブックが落ち着くまで頭を撫でて待つ。
落ち着いたら、中を綺麗にして、家の近くまで送ってやらねば。
どうせ今夜はハロウィンを口実に、兄が仮装させて悪戯しまくるだろうから。


ザビーネ先生の読み通り、キンケドゥお兄ちゃんは生地の薄い魔女っこ服を携えて帰宅した。膝下あたりのスカート丈で、長袖だが胸元が大きく開いているので豊満な乳房があれば素敵な谷間が拝めたであろう。
まぁキンケドゥにとっては付いていようが付いてまいが、シーブックであればなんでも良い。
そして、コスプレ服と一緒に、可愛い妹へのお菓子も忘れていないキンケドゥお兄ちゃん。
「ありがとう、お兄ちゃん!」と嬉しそうに笑うリィズは本当に可愛い。お兄ちゃんの口元もつい、ニンマリと緩む。
そして可愛い弟には、帰りに買ってきたコスプレ衣装を渡した。
「シーブックにはコレな」
「…魔女……」
思わず半眼で衣装を見つめるシーブック。すでに兄の考えが見え見えで、ついタメ息を吐く。
「キンケドゥお兄ちゃん…」
妹からも呆れた眼差しをいただく。
しかしキンケドゥは気にせず、にこにこと笑いながら「さぁ夕飯を食おうか」とご機嫌に食卓に向かうのだった。

楽しい夕飯後。
風呂場ではせっかくのイベントだからと、念入りに身体を洗われる。風呂蓋に上半身を預け、膝をついて兄に向けた後孔をひたすらに指で弄られ、すでに一度達していた。
「ひぁ、あ、ん、キンケ、ドゥ…っ、も、指やだぁ…っ!」
「じゃあ今度はコレで奥をごしごししようか」
動き回る指が引き抜かれ、間を置かずに兄の肉棒が奥を穿つ。
「あぁああっ!」
大好きな兄の熱。やっぱりコレじゃなきゃ、とシーブックは歓喜の声で鳴いた。
浴室中に響くシーブックの甘い声は、キンケドゥには心地よい興奮を与える音色だ。
嬌声に推されて、キンケドゥは張り切って腰を打ち付けた。まだ夜は長いのに。
「ひぁッ!あ、ぁ!っ激し、よ…ッあぁ!」
「だってシーブックがイイ声で鳴くからさぁ」
キンケドゥは拗ねたような声で言うが、もちろん楽しんで言っている。そして、そのまま何度も弟の奥に向けて腰を押し付けた。
「イクよ、シーブック」
「ぁん、あっ、ぼく、もぉ…っ!」
イイトコを擦られる快楽にシーブックも限界だった。兄の熱を奥に感じたと同時に、自身も先端からどろりと熱を吐いた。
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