□アルパカさん
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ぼくとまゆゆが出逢ったのはクリスマスの夜でした






恋人たちが手を繋ぎ

あちこちで輝くイルミネーションに見とれ
ロマンチックな雰囲気に包まれているなか、


ひとりの可愛らしい女の子がお店に入ってきた。

チェック柄の可愛いコートを着た、まるでお人形さんみたいな彼女は

お店に入るなり
真っ直ぐにぼくが置いてある棚にやって来た。

ガシッとぼくの首を掴むと無言のままぼくを見つめている。

か、観察しているのかな…

逆さにしたり横にしたり遊び始めたのかと思ったが彼女の顔は真剣だった。

目がまわるよぅ…


そのとき、
彼女がぼそりと


「わくてかもふもふ…やびゃぁだな…」と言った


一体どうゆう意味なのか






それからようやく決心したのか
彼女は満足げな顔をして
ぼくをレジへつれていった。










それからというもの
まゆゆは

ぼくをブログに載せたり
一緒に寝たりするなど
よく可愛がってくれた。


今でも思う、
あの日まゆゆとぼくを巡り合わせてくれたのは
クリスマスの日だけ訪れる赤いおじさんのおかげなんじゃないかと
 

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