□ハート型の
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誰からの電話なのか大体わかっていたのでそのまま通話ボタンを押す。

「はい、もしもし」

「あっ、さえちゃーんまゆだよー」

「声でわかるよー」

「さえちゃん元気ないね´ω`」

「うん…今仕事から帰った疲れたぁあ」

「うぉっ!そっかお疲れさまです…じゃあ電話切った方がいいね、さえちゃんかなり疲れてるみたいだし…」

「いや、大丈夫だよ。電話で話すくらいならっ」
今はまゆの声聴いてたいし

「まゆは今何してたの?」
話がしたくて会話を続ける

「えっ私?漫画のネームかいてたよー」

彼女も上位メンとして多くの仕事があり忙しいはずなのに、こうして自分の仕事を丁寧にこなしてる姿は年下ながら尊敬してしまう。

「まゆはいつも元気だねぇ、やびゃあ」

「そうかなー、えへへやびゃあ」

本日のやびゃあ頂きました。あー癒される
あんなにダルかった体も今は軽くなった気がする。








………そういえば先月
ドラマの撮影でまゆとキスしたんだっけ、

台本読んだときは驚いたけど、まさか自分とまゆがああゆう役につくとは思わなかった。

まゆは…まゆはどう思ったのかな、






「そういえば、さえちゃん声…風邪ぎみじゃない?

「え!そう!?」
完全に会話から離脱していた。
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