モルグ

□G・O・D5+
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なんで仕事をする前にこんなに疲れなきゃならないんだ。
数えたくもないが3回は、した。いやされた?
・・・そんなことはもうどうでもいい。いやよくもないが・・・
とにかく何度でも言うがあの人は本当におかしい。やってることがそもそも理解できないが
その上、そのヤったすべてがいわゆる空発射じゃない、しかも、その、結構多めの・・・
なんなら彼はまだしようとしていたが、俺が吐きそうなまでに息を乱してるを見てやめた。
そんなになるまでやめてくれないってのも問題だが、そこまで元気な彼にも問題がある。
いやもちろんもっと問題はあるけど、その元気さはこんな状況じゃなければ羨ましがってもいいくらいだ、化け物め
なんて心の中で悪態ともつかない文句を言ってるうちにあがった息は落ち着いた
しかし背中とか腰とか、後ろ全体が痛いのは変わらない
そこらを庇いながら衣服を整えたところで、ふいに別の場所にも違和感を感じ、思わず眉間に皺を寄せた
「あの・・・」
すっかりなんでもない風に双眼鏡をのぞくソニーさんに声をかける
「んー?」
「まだ、ですかね」
「んー・・まだだな、やっと全員揃ったってとこだ」
「マジですか・・・」
「何だよ、そんなにちゃんとしたところで俺ともう一回戦やりたいのか?」
「んなわけあるか!」
「じゃあなんだよ、お前が仕事に文句言うなんて珍しい」
「や、文句っていうか・・・」
ギュルギュルル
「う」
返事をさえぎるように不快な音が腹から響いた
「あー腹減ったの?」
「・・・違います」
「いや、わかってるよ。まぁあんだけ中に出しちゃえば腹に溜まってるよなー悪い悪い」
クククッと笑いながら言う。こっちはかなり切羽詰まってるのに腹立たしい。腹立たしいし、腹がすごく痛い
「うー・・・・・・」
腹を抱えこんで呻いているとそれを見てまたニヤニヤと言った
「しかもあれだよな、さっき散々バコバコつっこんだから穴緩んで我慢きかないんじゃねぇの?」
なんつー下品な言い方か。しかし実際その通りでうまく力が入らない、というより力の入れ方がわからなくなっている。まいったな
「出しちまえば?」
「はぁ?ここで?」
「だって出れないし」
「や。無理です」
と言ったもののかなりヤバイ。彼は知らぬというように監視に戻り双眼鏡をのぞいているがなんだかニヤニヤしてる、ふざけやがって
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