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□銀のスプーン
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「本田さん、それは何?」

「これは猫さんのご飯です!」

由希君がさした先には猫用の缶詰が積まれていた

「あのさ…何処のネコにあげるの?それ」

由希君の顔がちょっとひきつってます

何か変な想像をしてしまったようです

透君は全然気付きません

むしろ嬉しそうに猫について語ろうとしています

「学校の近くにいるのです!とても可愛らしいんですよ?3匹いてみんな色が違うんです」

「そう…なんだ」

由希君は自分が想像してしまった事が後ろめたいのか苦笑いです

透君はやっと由希君の様子に気付きました

「まだ猫はお嫌いですか?」

けど、それは見当違いをしています

「別にそんな事ないよ、それより1つ貰ってもいいかな?」

由希君は想像を実行する為透君に缶詰を貰いました

「缶詰をですか?どうぞ持ってって下さい!」

「ありがとう」

その缶詰を受け取って透君に二階に暫く来ないように言うと二階に直行しました

そう!由希君がやりたかった事は夾君への【餌付け】







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