苺兎。銀色の夢
□曇天の日に…
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今日は曇天。
俺はいちよう、傘を持って外に出た。甘いもんでも食お〜かと思い外に出たのだ。その時…万事屋をでてすぐに……
『ワン』
と箱に入った小さな犬が俺に吠えた。
俺はそいつを小さいなぁと言いながら抱き上げた。
ふだん、定春しか見てない銀時は物珍しそうに見ていた…すると、犬はきゅーんと鳴き、しっぽをふった。
そしたら、俺は箱の中に一枚の紙を見つけた。
内容は…
あなたの子です。私はもう疲れました。
銀さんへ
ふーん。…ってえーー⁈なんかこのパターン、前もなかった?!だって貴方の子って…子ぢゃなくね⁉犬だし、あり得なくない⁈俺が犬とあーんなことやコーンなことって…ないないない。それはない!……とは言っても、置いてくのもなぁ。と考えてるとだれか来た!かくれろ!
って…なに俺かくれてんの⁈でにくくなるぢゃん⁈
まぁいいか、あの人が居なくなるのまってよ!と座りこんだ。
するとあの子…いや、あの犬が俺の時みたく、ワンと吠えた。そして、通りかかった彼女は(女の子だあ)スルーするかと思ったら、あの犬を抱き上げて、呟いた。
お前は1人なの?
彼女の優しい言葉は俺の心を貫いた。やべぇ。ムラムラっ…いや…ドキドキしてきた。しかし、何処かでみたような顔だな。誰なんだ?銀さんが考えていると、彼女はあの紙を見ていた。
じーー
そしてまた呟いた。
私のこ?あれっ私産んだっけ?
あぁ、ドキドキがとまんねぇよ。あの子どんだけ天然なの?あれ犬だよ。笑
話かけたい。あっでも逃げられたら銀さん、ガラスのハートが壊れるよ、マジで…
と、その時オレのハートが壊れる。
銀時の目に映るのは……
あの子と楽しそうに話し出した新八。
「あれ苺兎さん。なにやってんすか。こんなところで…」
苺兎「あれ。パッチ。」
「やっ新八ですから!パッチって。とほほ。」
苺兎「あのね、このワンちゃんがね…」
あれ、なんで新八とあの子が親しくはなしてんの。あっれー目から汗がとまんねぇよ。コノヤロー
もうどうなってもいい!!こうなったら突撃だあ!
銀さん「良い天気だなぁ。ってあっれー新八君じゃぁん!」
新八「えっ銀さん…今日曇りだし。あんたついに頭壊れただろ!」
すかさず新八が突っ込む。
銀さん「(やべぇ。べたな感じだそうとしたら失敗したよ。マジで…頑張れ俺)パッチたら、そんなカワイイ子彼女かぁ?」
新八「違いますよー。あり得ないですから」
銀さん「(ホッって、あり得ないって何が?)」
新八「だってこの子アイドルの苺兎さんですよ。お通ちゃんのライブで何度か会って話したんですよ。」
銀さん、心の声
アイドル?もう銀さん死んじゃうよ、そんな漫画みたいなこと銀さん許しません!…諦めたくねえよ。
すると、天使が舞い降りた。
苺兎「あっあの銀さんですか?」
銀さん「あっえっはい!そうです」
苺兎「よかった!会えましたね!やっと…」
そう言って彼女は抱きしめた。…犬を。とほほ。
そして彼女は俺に紙を見せた。
苺兎「これにかいてたんです!銀さんへ。って」
そして彼女はよかったねって、犬に話しかけている。
新八はいつのまにか居なくなっていた。チャーンス!今しかねぇ。相手はアイドルだ。そう思い、ぎゅーと抱きしめた。
苺兎「やめて!」
ありゃりゃりゃ今銀さんふられちゃったよ。
落ち込んでると…
苺兎「ワンちゃんが潰れるよ。」
とワンちゃんを抱っこしてた苺兎ちゃんが言った。
銀さん「そっちィィィイ!」
苺兎「すっすいません。」
銀さん「いえいえ」
やっぱりカワイイなこの子。俺、諦めれねぇや。
銀さん「来ないか?万事屋へ!」