加速する日常
□沢田兄の過去
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由夢はオレの兄のような存在だ。
だから…隠し事をしてほしくなかった。
ツナは俺の弟のような存在だ。
だから…コッチ世界のことは知られたくなかった。
いつもの日常。
いつもの帰り道。オレは由夢と一緒に帰っていた。
「うーあっつー…」
『ギャハッ 溶けちまうってか？地球温暖化進行中！北極危険！シロクマ絶滅！』
「由夢…熱いよ…」
聞きなれてるテンションでも夏場はきつい。
暑さが２乗されるようだ。
『じゃーコンビニ行くか！アイスアイス！！』
「風紀委員に見つかるよ！」
『ギャハッ！俺はいるから大っっっ丈夫！！』
由夢はドンと胸を叩き、予定をコンビニに変更する。
オレはチョコ＆バニラのソフトクリーム。由夢はガリガリ君を買った。
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