加速する日常
□ハランバンジョーの予感
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出夢さんと理澄さんが帰った後、由夢は無口になっていた。
オレが話かけても上の空。
母さんは「風邪でも引いたのかのしらー」と心配していた。
「(オレにも話してくれないのかな…)」
血はつながってないと知ってても実の兄のように慕ってた。
行き成り本当の兄妹が現れて、心が揺らいでないとは言い切れない。
―――でも由夢はオレとずっと一緒にいた!
「ハァ…リボーンもいなくて相談できないし…」
しょうがないから風呂入ろう
立ちあがると、由夢が静かにドアを開けた(初めてかもしれない)
「ツナーちょっといいか?」
「…うん」
まだやっぱ落ち込んでる様子で、オレ達は座った。
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