ふわりふわり。
□5年の猶予
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雪花が来てから3日。
ボスが帰宅したのに合わせて、ヴァリアー幹部は集められていた。
「………」
「……?」
「「「(どうしよう…!)」」」
上座にはザンザス。その反対には雪花。
睨まれているのに気付かずニコニコしている雪花を、幹部達はハラハラと見ていた。
「テメェ、名前はなんていう」
「雪花!スクがつけてくれたの!」
「(それは言わなくていいんだぞぉ!)」
パッと花が咲いたように笑うのと対称に眼光が鋭くなる。
一瞬睨まれたことにより冷や汗が流れたが、ザンザスはすぐ雪花を見た。
「ここにいたいか」
「うんっ!ここ楽しいから!」
「…はっ!楽しいか!いいだろう特別そいつを置いてやる」
「本当かザンザス!!」
スクアーロは思わず立ち上がると、グラスを投げられた。(頭にヒット)
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