突発的2

□京子ちゃん最強説
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「クフフ…あなたの大切な人が危険な目にあっていますよ」

「な、なんだって!?」



六道骸がパチンと指を鳴らすと突然2つのスクリーンが現れて、そこには京子ちゃんとハルがそれぞれ映っていた。
京子ちゃんは音楽を聞いてハルは携帯を触っているから後ろの男に気付いてない。
今にも襲いかかって来そうなのに!


「六道骸…お前…」

「クフフ…何ですか?」



「何してるんだよ!!あの男たち可哀想だろ!?」


「……はい?」


六道骸は首を傾げているけど、俺とリボーンはよく分かっているから少し焦った面持ちでスクリーンを見た。
ぎゃー!硫酸とか何やってるんだよ!俺を狙えばまだ確実だったのに!
骸にやめろと持ちかけるが無視される。
しょうがなくスクリーンに集中するとふと京子ちゃんが振り向き男と目が合った。




「きゃあああ!?」


まぁ女子としてごく普通の反応。

けどそれは悲鳴だけで、京子ちゃんは反射的速度で手持ちのバックを男の顔面にぶん投げてそれで怯んだ隙に正面に滑り込んで鳩尾を振り上げるように殴った。
あまりにもキレイな無駄のない動作に拍手を送りたい。



「わぁっ!ごめんなさい思わず!」


そう。本当に京子ちゃんは反射でやってる。さすが了平さんの妹だけあるというか…
空手柔道その他もろもろ黒帯なのにエンジェルフェイス。いろいろ凶器。
それに気付かないのか驚いて混乱したのか頭打ってとち狂ったのか愚かな男は再び京子ちゃんに襲いかかって回し蹴りを喰らっている。
ああ、今度こそコンクリに頭ぶって気絶した。



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