屑籠


思い付いた話や誕生日ネタや小ネタを(・д・)ノ⌒●ポイッ

何でも詰め込むのでバッチコイ☆な寛大な方のみどうぞ


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◆新テニスのお姫様! 


パコンッパコンッ ゴスッ

「………え」

人に当たっただろう鈍い音がしてボールを打った本人である越前リョーマは固まった。すでに当たりは暗くなっていて見辛いが向こうも固まっているのがわかる。

「あ、あのー」

そもそもこんな暗がりでボールを3つを同時に叩き込んだのは実力を知るためだった。コーチ陣からの信頼も厚く徳川さんや鬼さんからとも親しく話している様子からきっと自分を唸らせる実力の持ち主だと踏んだのだ。
が、結果打ち返されたのは3個中2個。
暗がりとはいえ正面からだったし相手もラケットを持っていた。正直落胆も隠せなかったが不意打って当ててしまったことを謝ろうとした。

「…あんたさぁ、今3つ打った?」
「あ、はい…」

怒っているだろう低い声に驚きながらも頷く。

「テニスって1つでやるもんだよね?何3つとかもしかして自分を高めるために複数で練習してる?徳川に勝つために8とか10とか目指してる?馬鹿じゃないの試合では1つだっつーのアホな先輩に影響されてんなよ。お遊び程度でやり始めたあいつ等が悪いけどさー」

ブツブツ言う言葉が的確に俺の心に刺さる。正論だ。
完全に謝るタイミング逃したためどうしようかと考えていると"彼女"は笑って手招きした。

「て言うか私を誰だと思ってるの?私の名は切原赤音(アカネ)。
ーーーアンタ、潰すよ?」

***
新テニで突っ込みたかった事でしたw
ちなみに彼女は赤也の姉さん(17)で何故か高校選抜に乱入してます。それなり強い。

2012/04/06(Fri) 21:10

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