屑籠


思い付いた話や誕生日ネタや小ネタを(・д・)ノ⌒●ポイッ

何でも詰め込むのでバッチコイ☆な寛大な方のみどうぞ


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◆いつも見てくれる貴方 


真田に、ものっそい怒られた。
確かに私がミスしたけれどあそこまで声を大にしてネチネチ説教始めるほどのものではないはず。
途中で柳生が止めてくれたけど逆にヒートアップしてしまって私生活まで口を挟む始末。おのれ柳生。嘘です恨んでるのは真田だ、おのれ真田。
おまえは私の父さんか何かか。


「ーーー大丈夫か?」
「え、あれ?」

ハッと我に返ると家の前。
もしかして私蓮二と一緒に帰ったのに無言でいた!?なんて彼女だ!!

「えと、何でもないよ。ごめんね考え事してて…」
「そうか。何かあったら相談しろ、お前の彼氏なんだからな」
「う、うん…」

真田まじないわーとか相談出来ない。
若干顔を引きつらせて「じゃあまた明日」と踵を返す。一歩踏み出そうとして…

「れ、んじ…?」

ぎゅっと後ろから抱き締められた。振り向こうとすると頭を撫でられる。

「頑張ったな」
「!」
「よしよし」

蓮二はその時生徒会で部活に来てなかったはず、なのに何で知ってる?
少し考えて「ああ」となる。蓮二はいつも見てくれているじゃないか、表情を。あれだけ分かりやすい顔してたらバレバレ。

蓮二はいつも見てくれている。

***
誕生日おめでとうございます。
(遅い。もう終わるぞ)

2012/06/04(Mon) 23:51

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