二次番外・短編集
□思い出せ
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「コナン君、」
「何、蘭姉ちゃん?」
「何か欲しいもの、ある?」
「え?」
行きなり言われたこの言葉。
灰原に言われたのなら速攻で解毒剤って言ったんだけどな……流石に蘭には……
「別に、何もないよ……それよりどうかしたの?」
「あ、ううん……何でもないよ。」
この慌てっぷりは……
「ふーん……」
間違いない。
何か隠してる。
昨日は何か下ごしらえをしていたし、今日はみどりの日。別に祝い事もないはずだ。
あ、明日の子供の日用の料理か?蘭ならしそうだな……
「コナンくーん!!みんな来てるよー!!!!」
「はーい!!」
蘭の料理は旨いしな。
自分じゃ作らない――作れないしな。
新一の時からありがたかったのを覚えてる。
「いってきまーす!!」