Kikaku
□二周年記念( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
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〔最高の肴〕
「涼風、ちょっと飲むか?」
枝垂れ桜に乗ったリクオが、とっくりを掲げて私を呼んだ。
いや、お互いに未成年じゃ?妖怪でも、人間でも。
『いや、法律違反……』
「俺が飲んでいるのを止めなかった時点で、同罪だ。」
『う………』
それを言われると、弱い………
『……分かった、飲むよ。』
中身は20歳超えてるし、良いか。
そう納得させて、妖怪に変化して枝垂れ桜に乗った。
『酒は何だ?』
「妖銘酒」
『……流石ぬらりひょん』
パクってきたものだろ、それ。
怒られなくて、良いな。
「さあ、飲もうぜ。」
『そうだね。』
どこから持ってきたのか、二つのお猪口にお酒を注ぎ、カチンと合わせた。
「夜の枝垂れ桜を肴に花見だな。」
『趣きあるねぇ。』
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ぬら孫連載“あきらめない”番外
人間だと酒には弱いが、妖怪では普通設定。
吉……たまにはルールを忘れるべし。