Kikaku
□二周年記念( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
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「バカ・・・」
初めてだ。桜が綺麗に見えないなんて。
初めてだ。一人で桜を見るなんて。
初めてだ。あいつのこと考えて泣かないの。
「また、一人………か。」
桜の花びらが、風に乗って飛んでいる。
風はどこまで飛んでいく?
けど、あいつの所までは飛んでいかない。
分かりきった事。
「すいません、」
ふわりと頭に一瞬だけ触れられる手。
「桜……頭についてましたよ?」
キザな、言動。紳士な行動。
あぁ、あの時から変わってなんかいない。
「――――」
久しぶり、だよね。
「新一………!!」
貴方を見て、泣いたのは。
「、ただいま。」
――おかえり、新一。
その言葉は、嗚咽の中に消えた。
その言葉は、貴方に届いたでしょうか。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
新蘭。
最近、SSしか書けなくて悲しくなってくる。
大吉…待ち人、来る。