Kikaku
□二周年記念( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
3ページ/6ページ
「そんなに、経ったんだな……」
とある墓の前にいる俺は、榊を挿した。
教えてもらったように線香を立て、手を合わせる。
先生が教えてくれなかったら、俺は何も知らなかったんだ。
「何時から、三人で来なくなったんだろうな……。」
戦に行く前から三人では来てないから……10何年になるのか?
そんなに前の事なのか。
「来てるだろうが、ヅラも高杉もドンパチやりながらも元気だよ……。」
俺は、約束を守れたのだろうか。
皆を、仲間を、守れたのだろうか。
今の俺には、分からない。
「そうだ。新しい……家族が出来たんだ。眼鏡意外何にも目立たない駄眼鏡と、胃袋がブラックホールの暴飲暴食のチャイナ娘だよ………。護るべき者が、また出来たんだ。」
新八、神楽。
たくさんの、仲間。
………俺を“坂田銀時”として見てくれる奴が。いたよ、たくさん。
「今度、連れてこれたら、良いなぁ……うん。今度つれてくるよ。」
“新しい家族だ”って。
“一人じゃない”って。
大丈夫だよ。先生。心配しなくていいから。
「じゃ、また来るよ。」
俺はそのまま墓に背を向けた。
さよなら、は言わない。
どうせ、そばで見てるだろうから。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
銀魂 とあるお墓の前で。
シリアスだなぁ。
中吉…ラッキープレイスはお墓