あきらめない

□漆
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鯉伴さん。
私とリクオの小学校生活が始まります。
……………若い力に負けないように頑張ります。

パンパンッ


『行ってきます!!』
私、杉浦涼風が奴良組に居候しだして数年、私は小学校に行くことになりました。
……正直サボりたい。
小学校の勉強なんてしたくない。
うん。
まず………入学式、寝る。ドーン

「涼風ー!!早く早く!!!!
バス来ちゃうよ!!」
『うん!!』
バス通学なんて、何て良いんだ。
私なんて片道30分、歩いたよ。本当に。


「あ、リクオ君に涼風ちゃん……おはよう!!」
「カナちゃん、おはよう!!」
『カナちゃんもこっちからなんだ!!』
幼稚園からの幼馴染みの家長カナちゃん。
幼稚園から仲が良かったんだ。
同じクラスだろう。
原作で「ずっとクラスが一緒だった」発言してたし、間違いない。


「涼風……この子は?」
『あ、幼稚園の時の幼馴染みの家長カナちゃん。』
あ、ぬらりひょんさんが、私の名前を呼び捨てにしだしました。
最近からだけど。

カナちゃんとぬらりひょんさんの、親同士の話が進んでいる内に、話しましょうか。


「リクオ君と涼風ちゃんと一緒のクラスが良いな!!」
「うん、ボクも!!」
『…………入れない。
こんな幼い話してたの二十年近く前だよ!!
覚えてないよ、話の内容なんか!!

……あぁ、幼いって素晴らしい。















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